
カナダで、サンタとエルフの衣装を着た活動家たちが食料品店から食品を持ち出し、貧しい人々に分配する出来事があり、物議を醸している。
23日(現地時間)、「ザ・サン」など海外メディアの報道によると、カナダ・モントリオールの大型食料品店で今月15日午後9時15分ごろ、サンタとエルフの格好をした一団がショッピングカートに食品を山積みにしたまま会計を通らず、店を後にする様子が防犯カメラに映っていた。
モントリオール警察は映像を精査しながら捜査を進めているが、現時点で逮捕者は出ていないという。
活動家グループ、犯行を認め「少数企業が国民を搾取」
モントリオールを拠点とする活動家グループ「ロバン・デ・リュエル」は、その後SNSを通じて、この食料品の窃盗が自分たちの行動だったと明らかにした。彼らが持ち出した食品は、40万円相当と推定されている。
グループは、盗んだ食品を公共の場に設置されたクリスマスツリーの下と、地域のフードバンクで配布したとし、「経済的に厳しい家庭がクリスマス期間中も食事ができるように助けるためだった」と説明した。
またオンライン投稿では、「少数の企業が私たちの基本的な生活必需品を人質にしている」とし、「可能な限り多くの金をむしり取りながら国民を搾取している。我々にとってそれこそが盗みであり、彼らこそが本当の犯罪者だ」と主張した。
今回の行動については、「素晴らしい食料支援キャンペーン」であり、同時に政治的な抵抗だと説明した。
「クリスマスの義賊」vs「犯罪」…評価は真っ二つ

オンラインの反応は、おおむね好意的だ。地域住民の一部は彼らを「クリスマスの義賊」と呼んで称賛している。あるネットユーザーは「最近、フードバンクに食品が不足しているという話をよく聞く」とし、「住民たちは、こうしたサンタたちに感謝しているはずだ」と書き込んだ。
ケベック大学政治学科の講師マルク・アンドレ・シール氏は「現在の政治状況のなかで、一部の人々はもはや制度を信頼しておらず、直接行動に出ている」と述べ「この種の行動は、論争を呼び起こすという意味で効果がある」と分析した。
彼は今回の窃盗についても「非暴力的で祝祭的な雰囲気があり、タイミングも象徴的だった」と付け加えた。
一方で、事件が起きた食料品店側は「どのような理由であれ、窃盗は決して許されない犯罪行為だ」と反発した。
同社は、2025年の1年間にフードバンクへ115万カナダドル(約1億3,136万円)を寄付し、その他の団体にも数百万ドル相当の食品を提供していると強調した。













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