
ドナルド・トランプ米政権は、クリスマスに罪のないキリスト教徒がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって残虐に殺害された事件への報復として、ナイジェリア北西部を空爆した。しかし、攻撃を受けた地域はISとは無関係だとする主張が浮上し、是非を巡って論争が広がっている。
27日(現地時間)に「CNN」などが報じたところによると、米軍の空爆が行われたナイジェリア北西部ソコト州タンブワル地区のジャボ村では住民らが、今回の攻撃がイスラム過激派組織ISを標的としたものだとする米国側の説明に疑問を示している。
同地域選出の州議会議員は「CNN」の取材に対し、「この場所ではISやラクラワを含む、いかなるテロ組織の活動も確認されていない」と指摘した。「空爆による人的被害はなかったものの、住民の間には大きな恐怖と混乱が広がった」と語った。「ラクラワ」は、ナイジェリア政府が今年初めにテロ組織に指定した反政府勢力で、一部ではISとの関係が疑われている。
「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」も、ソコト州で活動する反政府組織とISとの連携の有無については専門家の間で見解が分かれていると報じ、同地域でキリスト教徒が迫害されていた事実は確認されていないと伝えた。また、「AFP通信」はナイジェリアの主要な反政府勢力が主に北東部に集中している中で、北西部で空爆が実施された点に疑問が残ると指摘している。
一方、ナイジェリア政府は今回の空爆について、ラクラワと協力関係にあるIS系武装勢力を標的としたものだとして、米国側の対応を擁護した。ナイジェリア大統領府は「米国政府が収集した情報によれば、この地域にIS勢力が大規模に移動していた」と説明している。
米国は25日、ギニア湾に展開していた海軍艦艇から10発余りのトマホーク巡航ミサイルを発射し、ソコト州一帯を空爆した。トランプ大統領はこれについて、「ISテロリストに対し、強力かつ致命的な空爆を実行した」と強調した。
















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