
米ミネソタ州で30代の米国人女性が移民・関税執行局(ICE)との対立の末に射殺され、ICEに対する反感を示す抗議が米国で広がっている。Newsisの報道によると、米トランプ政権は当該女性が自動車でICE職員の命を脅かしたと主張を続ける中、JD・ヴァンス米副大統領は急進左派勢力を事件の背後に指摘したという。
8日(現地時間)のAP通信によると、事件が発生したミネソタ州ミネアポリスでは、早朝からICE反対の抗議が行われたという。前日、ミネアポリスで37歳の白人女性レネ・グッド氏がICE職員の銃撃により死亡したため、抗議者たちがICEに対して怒りを表明した。数十人の抗議者はミネアポリス郊外の連邦ビル前に集まり、「ICEはもうやめろ」、「ナチスは家に帰れ」などのスローガンを叫んだ。職員たちは抗議者がドアに近づけないよう押し返し、衝突が発生した。ペッパースプレーや催涙弾も使用された。
この日のICE反対集会は、ミネアポリスだけでなく米国の他の主要都市でも行われた。ニューヨーク、シアトル、デトロイト、ワシントンD.C.、ロサンゼルス(LA)、フィラデルフィア、サンアントニオ、ニューオーリンズ、シカゴなどでも行われたか、行われる予定だとAP通信は伝えた。
現地では今回の事件に関するトランプ政権の釈明が全国的な怒りを引き起こしたとの評価が出ている。米国市民であるグッド氏は前日ICE職員と対峙している最中に命を落とした。普段からICEの法執行監視活動を行っていたとされ、前日も道路でICE職員と対峙していた。SNSに公開された映像では、ある職員がグッド氏の車の運転席のドアを強制的に開けようとする様子が映っている。それに対し、グッド氏は逃げようと車をバックさせたが、その際に車の前にいた職員が数発の銃撃を加えた。頭に銃創を負ったグッド氏は病院に運ばれたが、死亡した。
事件発生後、米国土安全保障省をはじめとするトランプ政権の関係者は、今回の銃撃がテロ行為に対する対応だと主張した。グッド氏が車で職員を殺害しようとしたため、防御権を行使したというのだ。ドナルド・トランプ米大統領もこれを擁護した。しかし、ミネソタ州政府やミネアポリス市当局はこれらの主張を真っ向から反論し、過剰な鎮圧だったと指摘した。SNSに共有されている映像でも、グッド氏がICE職員を傷つけたり、殺害を試みたりした様子は明確には確認されていない。
州政府が今回の事件の捜査から排除された点も論争を呼んでいる。もともとミネソタ州政府は米連邦捜査局(FBI)の捜査に参加する予定だったが、連邦検察は前日、州政府を捜査から排除する方針に転換した。ホワイトハウスはこの日、予定になかった記者会見を開催し、世論戦を続けた。演説に立ったヴァンス副大統領は、今回の事件が公権力に対する脅威であり、左派勢力に責任があると主張した。過剰な鎮圧の可能性を提起するメディアに対しても厳しい姿勢を示した。
ヴァンス副大統領は「これは法と秩序に対する攻撃であり、米国人に対する攻撃だった」とし、「(ニュース)ヘッドラインが省略したのは、その女性が米国で合法的な法執行作戦を妨害するため現場にいたという事実であり、その女性がより広範な左派ネットワークの一員として我々のICE職員が業務を遂行するのを攻撃し、妨げるために活動していた点だ」と述べた。続けて「トランプ大統領はICEと共にし、私もICEと共にする。我々はすべての法執行職員と共にする」と付け加えた。













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