技術株が売られて下落した一方、優良株が買われ、ニューヨーク株式市場の主要3指数は4日(米東部時間)、まちまちで取引を終えた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では、ダウ工業株30種平均が前日比260.31ポイント(0.53%)高い49,501.30で引けた。S&P500種株価指数は35.09ポイント(0.51%)安の6,882.72、ナスダック総合指数は350.61ポイント(1.51%)安の22,904.58だった。
市場をけん引してきた人工知能(AI)相場が天井に近いとの警戒が強まり、技術株への投資家心理は戻り切らない。時価総額が1兆ドル(約157兆円)を超える大手ハイテクのうち、上昇したのはアップルとマイクロソフトにとどまり、ほかは総じて軟調だった。
NVIDIAは3%超下落し、ブロードコム、メタ、テスラも3%台の下げとなった。アマゾンとアルファベットも2%超安となっている。AI関連の比重が比較的小さく、安定的に現金を生み出すアップルは景気防御的とみる向きがあり、直近2週間は株価が上向いている。
半導体大手AMDは、市場予想に届かない四半期売上高の見通しを示し、株価が17%急落した。AI・半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体指数も4.36%下げ、ナスダック以上に値動きが大きかった。
資産運用会社Certuityのスコット・ウェルチ最高投資責任者(CIO)は、昨年末以降、市場がAI分野で勝者と敗者の選別を始めたとした上で、足元の動きも自然な循環の範囲だとの見方を示した。
技術株からの資金は優良株へ向かっている。とりわけ製薬株が買われ、イーライリリーは第4四半期決算の好調を背景に10%超上昇し、時価総額1兆ドルを再び上回った。イーライリリーの上昇が追い風となり、アムジェンは8.15%高、メルクも2%超高で取引を終えた。
















コメント0