野外機動訓練は51件から22件に縮小
軍「常時態勢強化のため分散実施」

北朝鮮の韓国侵攻など、朝鮮半島有事を想定した米韓合同軍事演習フリーダムシールド(FS)が9日に始まった。今回のFS演習は19日まで行われる。
軍は北朝鮮の核の脅威に加え、最近の戦争様相に見られる現実的な脅威などが今回の演習シナリオに反映されると明らかにした。ウクライナ戦争や中東戦争などで表れたミサイルと無人機(ドローン)の同時攻撃、軍の指揮統制システムに対するハッキングなどのサイバー攻撃はもちろん、逆軍事情報の流入などに備える内容も含まれる見通しだ。
一部では、米国とイランの戦争拡大の兆しが強まる中、パトリオット迎撃ミサイルなど在韓米軍の中核戦力が中東に転用される可能性が現実味を帯びるにつれ、FS演習にも影響が出るのではないかとの観測が出ている。
今年のFS演習には例年並みとなる約1万8,000人の兵力が参加する。ただし、演習期間中に行われる野外機動訓練(FTX)であるウォリアー・シールド(WS)は計22件で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権下だった昨年のFS演習期間(計51件)の半分程度に減少した。
軍はFTXを年間を通じて分散して実施することで、常時戦闘準備態勢を強化するための措置だと説明している。しかし、軍内外では北朝鮮を刺激しないと同時に、今月末に予定されているドナルド・トランプ米大統領の中国訪問を前に、米国と北朝鮮の対話ムードを醸成する狙いがあるのではないかとの分析も出ている。
今回のFS演習では、戦時作戦統制権(OPCON)の移管に関する検証作業も重点的に行われる。軍関係者は「戦作権移管後、韓国軍が主導する未来連合軍司令部の完全運用能力(FOC)と韓国軍の中核的軍事能力などを検証し、これを米韓が共同で評価することになる」と話した。
北朝鮮はこれまで米韓合同訓練のたびに「北侵演習」だと反発し、ミサイル挑発などを強行してきた。軍関係者は「北朝鮮はイランとは異なるという点を誇示するため、米本土を攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射のような高強度の武力示威に出る可能性を注視している」と述べた。
















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