
ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、イランはこの海峡を通じて1,000万バレル以上の原油を中国に輸出したと伝えられている。
船舶追跡サイトTankerTrackers.comの共同設立者サミール・マダニ氏は11日(現地時間)、米CNBCに対し、イランが米国・イスラエルの空爆後、ホルムズ海峡を通じて少なくとも1,170万バレルの原油を輸送し、全ての原油が中国向けだったと明かした。TankerTrackers.comは衛星画像を用いて船舶の動きを監視する企業で、自動識別システムがオフになっている船舶も捕捉可能だ。
海運情報会社ケプラーは、戦争勃発後約1,200万バレルの原油が海峡を通過したと推定している。ケプラーの原油アナリストは、「ここ数年間中国がイラン産原油の主要顧客だったことを考慮すると、相当量の原油が中国向けだろう」と分析した。ケプラーによると、イランは先月1日当たり平均216万バレルの原油を輸出しており、これは2018年7月以来の最高水準だという。全量が中国向けだったとされる。
これまで中国はエネルギー供給リスクに備え、原油備蓄量を増やしてきた。特に今年初め、米国のドナルド・トランプ大統領が中国の主要エネルギー供給源だったベネズエラとイランへの圧力を強め始めたことで、この動きは加速した。税関データによると、今年最初の2か月間で中国の原油備蓄量は前年同期比15.8%増加したと推定される。米シンクタンクのアトランティック・カウンシルは、中国が1月時点で3〜4か月分の需要を満たす約12億バレルの原油備蓄量を保有していると指摘した。
このため、中国はホルムズ海峡封鎖の「無風地帯」と言っても過言ではない。12日、日経225(日経平均株価)は1.04%、香港ハンセン株価指数は0.7%とそれぞれ下落し、アジアの主要株式市場は中東情勢の影響でほとんどが急落したが、中国の上海総合指数は0.1%の下落にとどまった。
















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