
イランのミサイルで撃墜され、行方不明となった米軍の戦闘機F-15Eの搭乗者救助作戦の「痕跡」が衛星写真で捉えられている。6日(日本時間)、CNNはイラン中部エスファハーン州の道路に沿って現れた穴の様子を捉えた衛星写真を公開した。実際に公開された写真では、道路に沿って一定の間隔で穴が並んでいるのが確認できる。CNNによると、複数の道路に少なくとも28個の穴が確認され、この地域は米軍が航空機を自爆させた場所から約20km離れた場所だという。
このように道路に突如穴が現れたのは、イラン軍が現場に接近するのを阻止するためのものとみられる。米軍の救助現場にイラン軍が迅速に到達できないよう、道路を破壊する精密爆撃を行ったのだ。米軍はこれに先立ち、イラン軍より先に接近できないよう航空機が当該地域に空爆を行ったとだけ明らかにしていた。米空軍の戦闘機F-15Eは今月3日、イラン南西部内陸の山岳地帯上空でイランイスラム革命防衛隊(IRGC)によって撃墜された。乗組員全員が緊急脱出し、操縦士はすぐに救出されたものの、武器システム士官(WSO)の行方は不明だった。その後、米軍とイラン軍の双方による激しい捜索競争が繰り広げられた。特に米軍は敵陣深くで拳銃1丁に頼って隠れていた士官を発見し救出するため、数百人の特殊部隊の隊員と数十機の軍用機、ヘリコプター、サイバー・宇宙・情報分野の能力を総動員した。
まず地上作戦には、米国の最精鋭特殊部隊であるデルタフォースとネイビーシールズが出動した。彼らはイラン内陸深くで直接捜索及び救助を行った。さらに、操縦士救出を専門とする、戦闘捜索救難(CSAR)専任チームが現場に投入された。地上ではこれらの特殊部隊が活動する一方、空中では米空軍の最新救助専用ヘリコプターHH-60Wと、それを護衛するウォートホッグ攻撃機「A-10」、特殊部隊の侵入及び撤収を担当する特殊戦専用輸送機MC-130Jが飛行し、ステルス戦闘機F-35まで遠距離から援護作戦を展開した。
空中と地上で救出作戦を展開する中、米中央情報局(CIA)はイラン軍を撹乱するため、「米軍がすでに乗組員を確保し地上に移動させている」という偽情報を流し、その間に行方不明の乗組員の位置を特定した。敵陣で行方不明となった士官1人のために米国の戦略資産がすべて動員されたことになり、結果、士官は約36時間後に無事救出された。
















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