
中国軍は、海上自衛隊の艦艇による台湾海峡通過への対抗措置として、日本近海で活動を活発化させ、西太平洋で軍事訓練を実施した。海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡を通過したことを踏まえた、日中間の緊張が高まる中での軍事動向となっている。
20日、新華社通信によると、中国人民解放軍東部戦区の徐承華報道官は、前日に第133駆逐艦支隊がトカラ列島周辺海域を通過し、西太平洋で軍事訓練を行ったと発表した。
徐報道官は、今回の訓練について「遠洋作戦能力を点検するための年間計画に基づく定例活動であり、特定の国や対象を狙ったものではない」と説明している。
今回訓練に投入された第133駆逐艦支隊は、052D型ミサイル駆逐艦「包頭(バオトウ)」を中心とする部隊であり、防空・対艦・対潜能力を備えた中国海軍の主力戦力とされる。
中国は「特定の国を標的にしていない」とするものの、日本側艦艇による台湾海峡通過に対する対抗措置との見方が強い。中国の軍事専門家である張軍社氏は、「中国海軍の海上戦闘能力および海洋権益を守る意思を示すものであり、地域の現状変更を試みる勢力への牽制でもある」と解説した。
一方、海上自衛隊の護衛艦「いかづち」は17日午前から午後にかけて台湾海峡を通過しており、中国側の反発を招いている。自衛隊艦艇による台湾海峡通過は2024年に1回、昨年は2回実施されており、今回で4回目となり、高市政権下では初めての実施となった。
















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