
中国のEVメーカーが、市場での差別化を図るため、車内にトイレを搭載する技術の開発を進めている。
最近、ドイツのビルト、イギリスのBBCなどの報道によると、中国のEVメーカーのセレス(Seres)は、助手席の下に収納される「車載トイレ」(in-vehicle toilet)の特許を取得した。この装置はボタン操作や音声コマンドで作動し、必要な際に座席下からスライド式で引き出して使用できるよう設計されている。
特許文書によれば、このトイレは長距離移動やキャンプ、車内での長時間滞在時に発生するトイレ利用のニーズに対応する目的で開発された。未使用時は完全に座席の下に隠れるため、余分なスペースを必要としない。
また、車内で発生し得る臭気対策の装置も備えられている。ファンと排気パイプを通じて悪臭を外部に排出するほか、回転式加熱装置を用いて排泄物やその他の廃棄物を乾燥させる仕組みだ。廃棄物は専用タンクに保存され、一定の周期で廃棄する必要がある。
このような車載トイレは全く新しい概念ではない。1950年代、ロールス・ロイスの「シルバー・レイス」の一部モデルでは、助手席下にトイレが設置された例もあり、この車両は最近サザビーズのオークションで約12万6500ユーロ(約2,361万円)で落札された。
セレスは傘下ブランド「AITO(問界、アイト)」を通じてSUVタイプのEVを生産しており、この技術の商用化については現時点では未定だ。ビルトは、「実際に人々が車内でトイレを使用するかは疑問だ」としつつも、「長時間の交通渋滞が頻発する中国では一つの解決策になり得る」と伝えた。
一方、中国のEV市場はブランドの乱立や価格競争の激化により収益性が悪化している。セレスは、BYDなどとともに、黒字を確保している数少ない企業の一つとされている。















コメント1
磯爺
クローン病などの方々には朗報ではないか?後スイッチで全窓に一瞬で遮へいカーテンが作動するとか。まあ今はポータブルトイレも良いものもあるが。