
イラン・イスラム共和国中央銀行がホルムズ海峡を通過する船舶から通行料を徴収するため、4つの通貨に対応した専用口座を開設したことが明らかになった。
英国に本部を置くイラン反政府系メディアのイラン・インターナショナルによると、イラン議会の国家安全保障・外交政策委員会に所属するアラエディン・ボルージェルディ議員は27日(現地時間)「イラン・イスラム共和国中央銀行は『ホルムズ海峡安全法案』の施行に向けてリヤル、人民元、ドル、ユーロの4つの通貨による特別口座をそれぞれ開設した」と明らかにした。
同法案にはホルムズ海峡を航行する船舶はイスラム革命防衛隊(IRGC)海軍の許可なしには通過できないとし、同海域で通行料を徴収することなどが盛り込まれている。イラン議会は21日、全12条から成る「ホルムズ海峡に対するイランの主権確立に関する法案」を本会議に付議することを決定していた。イラン国営メディアのプレスTVは23日、イラン軍がホルムズ海峡の通行料を初めて現金で受け取ったと報じている。
ボルージェルディ議員は「革命防衛隊海軍が徴収した通行料はこれらの口座に入金される」とし「この措置は議会で法案が最終的に可決されるまでの実施手続きの一環として進められる」と説明した。
さらに「この法案は国家の安定的な収入源となる」と述べ「デジタル通貨のインフラが最終承認され、各国にリヤルでの通行料支払いが義務付けられれば、国際取引における自国通貨の価値がかつてないほど強化されることを期待している」と付け加えた。
続けて「米国が地域内の基地を悪用し、イランの国家安全保障を脅かしている状況を踏まえれば、厳格な規制を適用し、敵対的な軍艦の通過を阻止することは正当な権利だ」と主張した。
そのうえで「革命防衛隊海軍の許可なしに、いかなる船舶もこの戦略的水路を通過する権利はない」と述べ「議会が再開され次第、この法案は法的拘束力を持つ法律として可決され、政府に通達される見通しだ」との認識を示した。
ボルージェルディ議員はホルムズ海峡を通過するすべての船舶について「保険や海上サービスの提供を受ける必要があるため、イランの保険会社を利用し、サービスや環境関連の費用として一定の通行料を支払う必要がある」と説明した。通行料の算定方法については「パナマ運河の方式に類似し、国際基準に基づいて算出・徴収される」としている。ボルージェルディ議員は、議会再開後に同法案を可決し政府に通知する方針も示している。














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