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レンジローバー最高峰「SV ULTRA」公開…615PS V8と”音を振動で聴く”新技術

山田雅彦 アクセス  

引用:ランドローバー
引用:ランドローバー

ランドローバーは、レンジローバーシリーズの頂点に位置づけられる2026年型「RANGE ROVER SV ULTRA」を公開した。今回のアップデートは、外観デザインを大幅に変更する方向ではなく、素材表現や感覚的な快適性を高めることで、フラッグシップSUVとしての完成度を引き上げる内容となっている。従来型が持つ端正なプロポーションを維持しながら、細部の質感や乗員体験の深化に重点を置いた構成が特徴だ。

引用:ランドローバー
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エクステリアでは、新色「チタンシルバー」が大きな特徴となる。塗装には微細なアルミニウムフレーク顔料を採用しており、光の角度によって反射表現が変化する立体的な光沢を実現した。フロントグリルやサイドグラフィックにはサテン・プラチナム・アトラスとシルバークロームの加飾を組み合わせ、23インチアロイホイールにも専用インサートを装着。抑制された造形を維持しながら、素材感によって差別化を図るアプローチが取られている。

引用:ランドローバー
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インテリアでは、従来の高級SUVで一般的だった天然皮革中心の構成から一歩進み、レザーフリー仕様の「Ultrafabrics」を採用した。オーキッドホワイトとシンダーグレーによるデュオトーン構成の室内には、レーザー加工によるモザイクパターンのパーフォレーションを施し、視覚的な精密感と通気性を両立している。表皮素材そのものだけでなく、加工技術によって上質感を構築している点も今回の特徴といえる。

引用:ランドローバー
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加えて、ダッシュボードや後席テーブルには天然ラタンパーム由来の突板を使用した。オープンポア加工を施すことで素材本来の手触りや木目感を残し、セラミック仕上げとの組み合わせによって過度な人工感を抑制している。近年の高級車市場では、鏡面仕上げや金属加飾による視覚的豪華さから、素材本来の質感を重視する方向へ移行が進んでおり、SV ULTRAもその流れを反映した構成となっている。

引用:ランドローバー
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技術面で最も注目されるのは、新開発の「SV静電サウンド」システムである。これは自動車として初めて静電型スピーカーを採用したオーディオ技術で、薄膜構造のスピーカーをヘッドレストやシート内部に組み込むことで、高解像度な音響再生を実現する。さらにシートおよびフロアに触覚オーディオ技術を組み合わせることで、音を振動として身体に伝達し、聴覚だけに依存しない立体的な音響体験を構築した。

引用:ランドローバー
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パワートレインには、既存の「P615」を継続採用する。4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボエンジンは最高出力615PS、最大トルク750Nmを発生し、高い動力性能を維持する一方で、SV ULTRAでは数値的な性能向上よりも加速フィールや静粛性、駆動レスポンスの洗練に重点が置かれた。近年のラグジュアリーSUV市場では、単純な高出力競争から総合的な快適性や感覚品質を重視する傾向が強まっており、本モデルもそうした市場変化を反映した一台と位置づけられる。

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