
米中首脳会談に米国のピート・ヘグセス国防長官が同行したと香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が13日に報じた。報道によると、米国のドナルド・トランプ大統領が12日(現地時間)にワシントンを出発する際、エアフォースワン(大統領専用機)にヘグセス長官が同乗したという。SCMPは、大統領の中国訪問に国防長官が同行するのは、米国のリチャード・ニクソン元大統領による1972年の中国訪問以来、今回が初めてだと報じた。同紙は、これが長年続いてきた外交慣例から外れた異例の事態だと伝えた。
トランプ大統領は出発前、今回の中国の習近平国家主席との会談で行き詰まっているイラン問題の解決策を長時間にわたって協議する計画だと明かした。大規模な武器売却などの台湾問題も今回の会談の主要議題だ。ヘグセス長官の同行は、今回の訪中でイランや台湾、南シナ海など国防安全保障問題が主要議題になる可能性を示唆しているとの見方が出ている。ヘグセス長官にとっては就任後初の中国訪問で、米国防長官としてはほぼ8年ぶりの中国訪問になる。
歴代の米国防長官は通常、単独で中国訪問を行ってきた。米国防長官として最後に中国を訪問したのは、2018年6月に習主席と会談した米国のジェームズ・マティス元国防長官だった。ヘグセス長官はエアフォースワンに搭乗する前の午前中、米上院の公聴会で先月初めに米ホワイトハウスが提出した過去最大規模となる1兆5,000億ドル(約236兆5,600億円)の国防予算要求案について説明した。SCMPは、要求案に含まれる造船業の活性化、宇宙戦争能力の強化、核兵器の現代化計画などはすべて中国と激しい競争関係にある分野だと説明した。
米国防総省の関係者と軍将校らは予算に関する証言で、中国人民解放軍(PLA)を主要な競争相手として挙げた。複数の証言者はインド太平洋地域における米軍の主要な任務は「中国を抑止すること」だと述べたとSCMPは伝えた。ヘグセス長官が訪中期間中に北京で中国の董軍国防部長と会談するかどうかはまだ不透明だ。
両者は昨年10月31日、マレーシアで開催された「拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)」で一度直接会談している。それから2か月も経たないうちに両国の高官級の国防関係者がワシントンで会談するなど、軍事交流を再開しようとする動きが見られた。SCMPは、ヘグセス長官の北京訪問が両国の高官級の軍事交流のさらなる拡大につながるかどうかは、今後の推移を見守る必要があると展望した。













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