
ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が14日(現地時間)、北京で再び会談する予定となる中、米中間の覇権争いと相互不信が一段と激化しているとの見方が広がっている。
両首脳は表向きには友好関係を強調しているものの、貿易、安全保障、中東問題をめぐる対立はむしろ拡大する様相を見せている。
トランプ大統領は最近、米CNBCのインタビューで、米軍がホルムズ海峡で船舶を拿捕した事件について、中国が米国の制裁を回避しながらイランへ物資を輸送しようとしていたとの疑念を示した。
同大統領は、「習主席とは合意ができていると思っていたので驚いた」と語る一方、「戦争とはそういうものだ」とも述べた。
中国政府はこの疑惑を直ちに否定した。
今回の事件は、トランプ大統領の訪中を目前に控え、米中関係の不安定さを象徴的に示したとの評価が出ている。
トランプ大統領は出発直前まで、習主席について「素晴らしい人物」であり、「私の友人だ」と持ち上げ、蜜月ぶりをアピールしていた。
中国側もトランプ大統領を国賓級の待遇で迎えている。
北京では、中国と米国の国旗を振る大規模歓迎行事が、儀仗隊とともに行われた。
米ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、表面的な友好ムードとは裏腹に、両国関係の空気は冷え込んでいるとの分析が多いと報じた。
ブルッキングス研究所外交政策部門のジョナサン・チン研究責任者は、「習主席は感情的に関係を築くタイプの指導者ではない」としたうえで、「トランプ氏との関係も徹底して戦略的観点から見ている」と分析した。
トランプ大統領と習主席の関係は、2017年に米フロリダ州マールアラーゴで行われた首脳会談以降、紆余曲折を経てきた。
当時は親密な雰囲気が演出されたものの、その後は米中貿易戦争、先端技術競争、台湾問題などをめぐり対立が激化した。

引用:ニューシス
習主席が最近、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領や北朝鮮の金正恩総書記を招いて軍事パレードを実施したことも、米国をけん制するメッセージとの見方が出ている。
トランプ大統領は当時、自身のSNSで「プーチン氏と金正恩氏によろしく伝えてほしい」と投稿し、不快感をにじませた。
ただ一方で、公開の場ではこの軍事パレードについて「非常に印象的だった」と評価し、対立激化を避けようとする姿勢も見せた。
専門家らは、今回の首脳会談でも最大の議題は結局、関税と経済安全保障問題になるとみている。
ホワイトハウスは、トランプ大統領が米国労働者と製造業保護につながる経済成果の確保に集中する方針だと説明している。
華やかな外交演出や表向きの親密さにもかかわらず、米中両国は依然として互いを最大の戦略的競争相手と位置付けている。
北京で予定される今回の首脳会談も、協力より牽制と駆け引きが交錯する場になるとの見方が強まっている。
















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