
中国の習近平国家主席は15日、米国のドナルド・トランプ大統領との茶談会と昼食会の場所として自身の「ホームグラウンド」とされる北京・中南海(中国最高指導部の執務エリア)を選んだ。中国の指導者が通常外国首脳を迎える場所は釣魚台国賓館だが、最高指導部の執務・居住空間にトランプ大統領を招いたのだ。2017年にトランプ大統領が習主席を米フロリダ州にあるマー・ア・ラゴ別荘に招いたことへの中国流の返礼であると同時に、会談の場を自分に有利な場に設定したとの見方がある。
紫禁城の西側に隣接する中南海は中国権力の中枢だ。明・清の皇室庭園で宴会場でもあり、1949年の中国建国以降、最高指導部の居住地となった。中南海が中国の外交舞台に登場したのは1972年、米国大統領として初めて中国を訪問したリチャード・ニクソン元大統領を毛沢東氏が中南海のプール施設内にある自身の書斎に招いた時だ。米中デタントの起点になったこの会談以降、中南海は中国最高指導者が特別な外国首脳にのみ限定的に開放する象徴的な空間になった。
2002年には中国の江沢民・元国家主席が米国のジョージ・W・ブッシュ元大統領を中南海に招いた。習主席もこの伝統を活用した。2014年11月、北京で行われたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の機会に米国のバラク・オバマ元大統領を中南海で迎えた。2024年にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領をこの場所で歓待した。
習主席が中南海内の小島、瀛台にトランプ大統領を招くかにも注目が集まる。1680年代、清の康熙帝(清の第4代皇帝)が瀛台で内乱を鎮め台湾を征服する重要な決断を下し、中国大陸を統一した。この背景から、習主席がトランプ大統領をここに招く場合、台湾に対する中国の統一意志を間接的に示す場面としてとも分析される。2014年にはオバマ元大統領と習主席が「ノーネクタイ」姿で通訳のみを伴い、瀛台周辺を散策した。
















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