
日本政府が2026年版防衛白書の草案で、中国軍による太平洋海域での活動拡大に強い警戒感を示していることが分かった。
15日の共同通信社によると、防衛省はこの内容を含む2026年版防衛白書の草案を作成したという。この白書は7月に閣議に報告される見込みだ。防衛省は白書の草案で「日本周辺で中国軍の活動が活発化している」とし、「特に太平洋側の活動拡大を警戒すべきだ」と評価した。
これに関連して草案には昨年6月、中国の空母2隻が太平洋に初めて同時展開した事例も記載された。当時、中国軍の戦闘機が自衛隊の航空機に「異常な接近」をした事件も白書の草案に明記された。
防衛省は昨年6月、中国の空母「山東」に搭載されたJ-15戦闘機が太平洋の公海上空で海上自衛隊のP-3C哨戒機に水平距離約45mまで接近し、哨戒機の前方約900mを横切る飛行もあったと発表した。
また防衛省は同時期に「中国の空母『遼寧』と『山東』が同時に太平洋で活動した事実を初めて確認した」とし、「2隻の空母が5月末以降、約1,000回に及ぶ艦載機の離着艦を繰り返した。中国が空母運用能力と遠距離の海・空域作戦遂行能力の向上を意図したものと見られる」と分析した。
さらに防衛省は白書の草案で、中国を「総合的な国力と同盟国・友好国との連携を通じて対応すべき対象」と規定した。中国が透明性に欠け、高水準の国防費増額を続けていることを指摘する内容も盛り込まれた。
台湾周辺の情勢も主要な懸念事項に含まれた。白書の草案には「中国軍が台湾周辺の海・空域で軍事訓練を繰り返し、軍事活動の常態化を既成事実化し、実戦能力を高めている」という分析が含まれている。
防衛省は白書の草案で中国・ロシアの軍事協力強化についても「重大な懸念」を表明した。防衛省は昨年の12月に中・ロの爆撃機が沖縄本島と宮古島の間を通り四国沖の太平洋まで長距離飛行をしたとし、「中・ロの爆撃機が共同で四国沖まで進出したのは初めてだ」と明らかにした。
北朝鮮についてはミサイル開発の速度が非常に速いとし、「従来よりもさらに重大で切迫した脅威」と規定したと伝えられている。













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