クレムリン、欧州との対話再開を示唆…「必要性への認識は前向き」

ロシアが、ウクライナ戦争をめぐる欧州との対話再開の可能性を示唆した。
タス通信などによると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は17日(現地時間)、ロシア国営テレビのパーベル・ザルービン記者とのインタビューで、「欧州内でロシアとの対話再開の必要性が活発に議論され、いずれは対話すべきだという方向へ認識が変化していることは前向きな現象だ」と述べた。
ペスコフ報道官は、対話再開の可能性を残しつつ、「実務的なアプローチが具体化されることを望む」と語り、「ロシア側はその準備ができている」と強調した。
ただし、現在EU外交トップを務めるカヤ・カッラス氏が交渉に関与することについては否定的な見解を示した。エストニア首相出身のカッラス氏は、これまでロシアに対して強硬姿勢を取ってきたことで知られている。
ペスコフ報道官は、「カッラス氏が交渉役を担うことは、本人の利益にもならないだろう」としたうえで、「彼女にとって決して容易な役割ではない」と警告した。
さらに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の過去の発言を引用し、「ロシアに対して過度に否定的な発言をしてこなかった人物こそ、交渉に適している」と付け加えた。
これに先立ち、プーチン大統領は、EUとロシアの潜在的な交渉を主導する適任者として、元ドイツ首相のゲアハルト・シュレーダー氏を好む考えを示していた。
しかし、カッラス氏はシュレーダー氏を交渉役として推す可能性を否定し、自らが交渉を主導できるとの立場を維持している。

欧州では、ロシア・ウクライナ戦争終結に向け、ロシアとの直接交渉を進める案が検討されている。フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領も最近、「米国の政策はもはや欧州の利益と完全には一致していない」としたうえで、「欧州の指導者たちはロシアとの直接対話に乗り出すべきだ」と述べた。
こうした中、プーチン大統領は19~20日に北京を訪問し、中国の習近平国家主席と首脳会談を行う予定だ。米国のドナルド・トランプ大統領による14~15日の米中首脳会談からわずか4日後となり、ロシア・ウクライナ戦争に加え、米国・イスラエルとイランの対立終結に向けた議論に進展が見られるかにも注目が集まっている。













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