「キューバ沖に空母、標的はカストロか」トランプ政権が”元議長を起訴”し軍事圧力を強化

キューバへ圧力強める米国…ラウル・カストロ元議長を起訴、空母打撃群も展開

引用:米軍南方軍のSNSアカウント
引用:米軍南方軍のSNSアカウント

ドナルド・トランプ米政権が、キューバ革命の中心人物であるラウル・カストロ元国家評議会議長を殺人などの容疑で起訴し、カリブ海に空母打撃群を配備した。今年初めにベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束した際と似た状況が展開されており、米国とキューバの緊張が高まっている。

20日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、米司法省は、1996年にキューバ沖上空で発生した民間機2機の撃墜事件に関連し、カストロ元議長を殺人および米国市民殺害共謀の容疑でマイアミ連邦地裁に起訴した。撃墜された航空機は、マイアミを拠点とするキューバ亡命組織「ブラザーズ・トゥ・ザ・レスキュー(Brothers to the Rescue)」が運航していたもので、キューバ軍の攻撃により米国人3人を含む計4人が死亡した。当時、カストロ元議長はキューバ国防相を務めていた。

米司法省は、カストロ元議長に対し、最大で死刑または終身刑が科される可能性があるとみている。トッド・ブランシュ司法長官代行は、「カストロ元議長が自発的に出廷するのか、あるいは別の形で法廷に立つことになるのかは別として、米国の法廷に現れることを期待している」と述べた。

カストロ元議長は、キューバ革命の英雄として知られるフィデル・カストロ氏の実弟であり、アルゼンチン生まれの革命家であるチェ・ゲバラらとともに革命を主導した。2008年には兄の後を継いで国家評議会議長に就任し、2018年の退任後も共産党第一書記として実権を維持してきた。現在もキューバで最も影響力のある人物の一人とされている。

こうした中、米南方軍は20日、「X(旧ツイッター)」を通じ、空母ニミッツや駆逐艦グリッドレイ(DDG-101)などで構成される艦隊がキューバ沖のカリブ海に展開されたと発表した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、「トランプ大統領は、ベネズエラのマドゥロ政権を転覆させた際に用いた戦略をキューバにも適用し、屈服させようとしている」と分析した。トランプ大統領は昨年11月、ベネズエラ沖にジェラルド・R・フォード空母打撃群を展開し、今年1月にはマドゥロ大統領を電撃的に拘束して米国へ移送した。

米国が30年前の事件を理由にカストロ元議長を起訴し、キューバへの軍事的圧力を強化した背景には、米州における覇権確立を目指すトランプ大統領の「「ドンロー主義(ドナルド+モンロー主義)」があるとの分析も出ている。トランプ大統領はキューバの政権交代を目指し、全面的な封鎖措置を進めており、原油輸入を断たれたキューバは深刻なエネルギー危機に直面している。

トランプ大統領は、キューバ独立記念日にあたるこの日、声明を発表し、「私の決意は揺るがない。米本土からわずか90マイル(約145キロ)の場所に、敵対的な外国軍や情報機関、テロ組織を抱えるならず者国家の存在を容認するつもりはない」と警告した。また、キューバ系移民家庭の出身であるマルコ・ルビオ米国務長官も動画メッセージを通じ、経済活動と表現の自由が保障され、選挙による政権交代が可能な国家こそが、キューバが目指すべき将来像だと訴えた。

梶原圭介
梶原圭介

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コメント1

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コメント1

  • 磯爺

    キューバは数年先でよい。まずイランだろうが。世界が迷惑してるんだ、いい加減にしろ。商売(親が大成功した不動産業)を6回も破産させた大甘なボンボンが政治の場に出てくるんじゃない。

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