
米国のドナルド・トランプ大統領がイランとの終戦交渉に関して「現時点では米国が満足するレベルに達していない」と述べ、交渉決裂時の軍事行動再開の可能性を強く示唆した。トランプ大統領は27日(現地時間)、米ホワイトハウスの閣議で「イランは非常に交渉を成立させたがっている」としながらも、「我々が満足できる合意が必要だ」と述べた。彼は「そうならなければ、我々はただ仕事を終わらせるだけだ」とし、圧力の水準を高めた。
続けてイランの軍事力が事実上消耗したと主張し、「彼らは力尽きた状態で交渉している」とし、「必要なら再び行って終わらせることもできる」と述べた。トランプ大統領の「終わらせる」という表現は、イランの軍事施設だけでなく、発電所や橋などの民間インフラも対象とした大規模攻撃の可能性を念頭に置いた発言と解釈される。彼は休戦直前にもイランがホルムズ海峡の開放など米国の要求を受け入れない場合、民間インフラへの攻撃の可能性を警告していた。
トランプ大統領は米国の交渉代表団が「非常に良くやっている」と評価し、「イランが我々に与えるべきものを与え始めたと思う」と述べた。続けて隣に座っていた米国のピート・ヘグセス国防長官を指し、「合意ができなければ、この人が彼らを終わらせる」と述べた。一方、米国のマルコ・ルビオ国務長官は「外交は常に第一の選択肢だ」とし、交渉による解決の可能性に重きを置いた。彼は「今後数時間または数日以内に進展があるか見守る」と述べた。
さらに、トランプ大統領は11月の中間選挙を前にイラン戦争が政治的負担になっているとの分析に対し、「私は中間選挙を気にしない」と述べ、選挙のために交渉を急がないと強調した。彼はまた、自身が支持したケン・パクストン候補が米テキサス州で26日に行われた共和党上院議員予備選決選で勝利したことを挙げ、「有権者がイラン問題への対応を支持している」と主張した。
トランプ大統領は「人々はイランが核兵器を持つことができないという点を理解している」とし、「私は全世界のためにこの仕事をしている」と語った。特に彼は米国の核心的な要求条件も明確にした。まずホルムズ海峡について「国際水路であるため、すべての国が利用できるべきだ」とし、「我々が監視する」と述べた。また、イランが要求している凍結資産の解除や制裁緩和については「我々は制裁緩和や金銭の問題を議論していない」とし、線を引いた。続けて「我々が管理している資産はイランが正しく行動したときに返す」と述べた。
イランの高濃縮ウランの処理問題については、中国やロシアがこれを担当する案に対し「不便だ」とし、事実上反対の立場を示した。これはイランの友好国である中国とロシアの介入を警戒したものと解釈される。また、トランプ大統領はオマーンに対しても「他の国々のように行動しなければならない。そうでなければ我々が彼らを吹き飛ばす」と警告した。これはイランと共にホルムズ海峡に影響力を持つオマーンに対し、イランによる同海峡の封鎖の動きに同調しないよう牽制する狙いがあるとみられる。













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