「なぜ僕を好きでいてくれるのか、正直よく分からないです」

坂口健太郎が、韓国ファンから寄せられる特別な愛情に感謝の気持ちを伝えた。
昨年の釜山(プサン)国際映画祭以来、約8カ月ぶりに韓国を訪れた坂口健太郎は29日、ソウル特別市江南区(カンナム区)のメガボックスCOEXで開かれた映画『盤上の向日葵』の来韓記者会見に出席した。
坂口は「最近の日本はとても暑かった。昨日遅く韓国に到着して食事をしたり街を歩いたりしたが、むしろ少し寒いと感じるほど涼しかった」と語り、「今回も映画の公開に合わせて韓国に来ることができてうれしい」とあいさつした。
『盤上の向日葵』は、山中で高価な将棋の駒とともに身元不明の遺体が発見されたことをきっかけに、有力な殺人容疑者として浮上した天才棋士・上条桂介と、伝説のギャンブラー・東明重慶をめぐる秘密が明らかになっていくサスペンスドラマである。
同作は、柚月裕子のベストセラー小説『盤上の向日葵』を原作としている。
劇中で天才棋士の桂介を演じた坂口健太郎は、「将棋が重要な要素として登場するが、それ以上に人と人との情熱がぶつかり合う物語だ」とし、「登場人物たちが抱える感情や関係性に注目していただけたらうれしい」と作品を紹介した。
原作を先に読んでから作品に参加したという坂口は、「小説から伝わってくるエネルギーや情熱が非常に強烈だった」と振り返り、「映画は原作と結末が異なるが、俳優たちの演技によって生まれた映像ならではの力がある。原作ファンの方々にも十分楽しんでいただけると思う」と自信を見せた。
また、本作はこれまでロマンス作品での活躍が多かった坂口にとって、新たな挑戦作としても注目を集めている。
坂口は「桂介は成長過程そのものが非常に過酷な人物だ」とし、「台本を読みながら演じる中で彼を理解するようになった。同時に、許してあげたい、救ってあげたいという気持ちも芽生えた」と打ち明けた。
さらに、日本を代表する俳優の渡辺謙との共演についても深い印象を受けたと語った。
坂口は「将棋の対局シーンを撮影している時は、単に将棋を指している感覚ではなかった」とし、「まるで真剣を手にして本当に勝負をしているような感覚だった。非常に濃密な時間を経験した」と振り返った。
また、幼い頃から将棋に親しんできたことも明かした。「小学生の頃から祖父と将棋を指していた」と語った坂口は、「将棋は長い歴史を持つゲームだが、絶対的な正解や必勝法が存在しない世界だ。無数の戦略と駆け引きが広がっていて、まるで宇宙のようだと感じる」と魅力を語った。















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