
インターネット配信の最中、顔の補正技術「ビューティーフィルター」が突如オフになるトラブルが発生した。女性配信者のすっぴんが露わになると、裏切られたと感じた男性ファンが激怒し、投げ銭の返金を要求する騒ぎとなっており、SNS上で議論を呼んでいる。
香港のバスティーユ・ポストや台湾のFTVなどは26日、中国の人気女性配信者がライブ配信中に予期せぬトラブルを起こしたと報じた。
騒動は、配信者が男性ファンとビデオ通話を通じて会話を交わしていた最中に起きた。普段から人形のような顔立ちと透き通るような白い肌で人気を集めていた配信者は、さりげなく「お金が足りない」と懐事情をこぼしたという。すると男性ファンは、ためらうことなく1,000元(約2万3,600円)を投げ銭として送った。
問題はその直後に起きた。配信者が感謝を伝えようとしたまさにその瞬間、顔を補正していたビューティーフィルターが誤作動で停止してしまったのだ。画面には、全く別人のような女性の姿が現れた。
ビューティーフィルターは、スマートフォンのカメラアプリやSNS上で利用者の顔をリアルタイムに補正する技術で、中国の配信文化では広く活用されている。
一瞬で変わってしまった顔を目の当たりにした男性ファンは驚き、「どうしてこんなことになったんだ」と声を荒らげた。慌てた配信者がすぐさまビューティーフィルターをオンにしたものの、男性ファンの不信感が消えることはなかった。
男性ファンは「騙された」と主張し、送ったばかりの投げ銭の返金を激しく要求した。これに対し配信者は「すでに受け取ったプレゼントをどう返せばいいのか」と返金を拒否したという。そのやり取りはライブで配信され、多くの視聴者が見守ることとなった。
配信終了からわずか数時間で、この配信者は14万人ものファンを失ったと伝えられている。
今回の騒動をきっかけに、中国のネットユーザーの間では、ネット配信における過度なビューティーフィルター使用の是非をめぐって議論が続いている。「視聴者を欺き、非現実的な幻想を抱かせる行為だ」と厳しく批判する声が上がる一方で、「フィルターの使用も化粧や舞台照明と同じく、配信を演出する一つの手段に過ぎない」と擁護する意見もあり、賛否が分かれている。













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