
カナダが「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の延長を公式に要請したとAP通信が2日(現地時間)に報じた。カナダのドミニク・ルブラン対米通商担当相は同日、米通商代表部(USTR)のジェイミソン・グリア代表とメキシコのマルセロ・エブラール経済相宛ての書簡で「カナダはUSMCAを16年間延長することを提案する」と述べた。
さらに「USMCA発効後、3国間の貿易が32%も急増した。この協定は我々全てに有益だ」とし、「ただし米国とメキシコには改善を望む分野があるかもしれない。特に米国のドナルド・トランプ大統領が課した関税問題の解決が不可欠だ」と付け加えた。
USMCAは2020年、米トランプ政権1期目に従来の「北米自由貿易協定(NAFTA)」に代わるものとして締結された3国間の貿易協定だ。3国は締結時、6年ごとに再検討を行う条項を盛り込むことで合意した。今年7月1日で満6年を迎えるため、当事国はそれまで協定延長について協議しなければならない。
これに先立ち、米国とメキシコはUSMCA延長のための会談日程を発表したが、カナダは日程から外れていた。USTRのジェフリー・ゲットマン副代表は5月28~29日、メキシコシティでメキシコの当局者と「経済安全保障及び原産地規則」について協議した。今月16~17日にはワシントンD.C.で「農業及び公正競争」に関する2回目の交渉が行われる予定だ。
メキシコと米国は協定の延長に前向きだが、カナダと米国間の交渉は行き詰まっているとされる。グリア代表は5月26日、米国とカナダ政府間に重大な見解の相違があるとし、「トランプ大統領の関税政策にカナダが報復措置を取った。米国の関税に報復した国はカナダと中国だけだ」と批判した。
















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