
米国のドナルド・トランプ大統領がイランへの圧力を強める中、米国は地下核施設を狙う次世代貫通爆弾(NGP)の戦力化準備に着手した。既存の超大型バンカーバスター(地中貫通爆弾)である「GBU-57/B MOP」の後継兵器だ。
米軍事専門メディアのザ・ウォー・ゾーン(TWZ)は2日(現地時間)、米空軍がNGPを「GBU-76/B」と正式に指定したと報じた。米空軍はすでに関連企業を対象に研究・開発、生産、試験、納入能力を確認する市場調査に着手している。GBU-76/Bは地下深くに埋められた指揮施設、核施設、ミサイル貯蔵庫などを狙う大型貫通爆弾(MOP)だ。既存のMOPと同様、地表やコンクリート構造物を貫通した後、内部で爆発して目標を破壊する仕組みだ。

現在、米軍の代表的な従来型のバンカーバスターはGBU-57/B MOPだ。MOPは3万ポンド(約13.6トン)級のMOPで、ステルス爆撃機「B-2」が運用できる兵器だ。米国は昨年、イラン深層の地下核施設を狙った「ミッドナイト・ハンマー」作戦でMOPを初めて実戦で使用した。
TWZによると、米空軍はMOPの改良を続けながら、後継兵器であるGBU-76/Bの戦力化準備を並行して進めているという。一部のイラン核施設は既存のMOPでも攻撃が容易ではないとの分析が出ている。より深く、より堅固な地下施設を無力化する従来型の選択肢が必要だということだ。
米空軍の関連文書には2万~3万ポンド級のMOPシステムに関する業務が言及されている。正確な重量と形状は公開されていないが、GBU-76/Bも大型戦略爆撃機への搭載を前提とした超大型兵器システムになる可能性が高い。核心は単により重い爆弾を作ることではない。地下施設攻撃では正確な地点に繰り返し爆弾を落とす能力が重要だ。米軍は昨年イランのフォルドゥ核施設を攻撃する際、換気口2か所にMOP12発を連続投下したとされる。

GBU-76/Bの開発で注目される点は航法システムだ。米空軍は、次世代貫通爆弾について、GPS支援環境だけでなく、GPS信号が弱まったり遮断されたりした状況でも高い精度を維持できる代替航法システムの導入を視野に入れている。これはイランだけでなく、中国、ロシア、北朝鮮のように高度な電子戦能力と地下軍事施設を持つ国々を意識した流れと見られる。GPSを妨害する状況で精度が落ちれば、超大型貫通爆弾でも目標を正確に破壊するのは難しくなる。
信管技術も重要だ。バンカーバスターは硬い地表を高速で貫通した後、適切な深さで爆発しなければならない。早すぎると貫通力が不足し、遅すぎると目標施設を適切に破壊できない。米空軍は信管の開発と爆薬の充填材、完成弾の統合までをGBU-76/Bの開発範囲に含めている。
次世代爆撃機「B-21・レイダー」との連携可能性も注目されている。現在MOPはB-2が運用する代表的な兵器だが、B-2の運用機数は限られている。B-21はB-2より小型で、既存のMOP搭載量が制限される可能性があるとの見方が出ている。GBU-76/Bがサイズや重量を調整してB-21により適合するよう設計される可能性が注目される理由だ。
米空軍の2027会計年度予算文書には、次世代貫通弾の試作・実証を2028会計年度末まで完了する計画が盛り込まれている。実際の戦力化時期はまだ不明だが、米国が地下深くの標的を攻撃する従来型打撃手段の強化を続けている点は明らかだ。

結局GBU-76/Bは、米トランプ政権の対イラン圧力の背後にある軍事的選択肢を示している。交渉の場では圧力メッセージが交わされるが、軍事的にはイランの地下核施設を直接狙える次世代バンカーバスターの準備が進められている。米国がイランだけでなく北朝鮮・中国・ロシアの地下軍事施設まで視野に入れた長期的な打撃能力の強化に乗り出したということだ。














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