
ウクライナは28日(現地時間)に、ロシアが交渉に応じなければ事態はさらに悪化すると警告した。
ウクライナメディアのキーウ・インディペンデントによると、 ウクライナのアンドリー・シビハ外相はこの日、いわゆる「アンカレッジの精神はすでに死んだ」と一蹴し、「ロシアは平和交渉においてこれ以上幻想を抱くのをやめ、現実を直視すべきだ」と強調した。
シビハ外相は「ロシアが昨年のアラスカ首脳会談で、米国と何らかの理解や合意に達したと信じてきたことは、すでに誤りであったと証明されている」とし、「いわゆるアンカレッジの精神というものが仮にあったとしても、今や完全に消え去った」と述べた。
続けて「ロシアがこれ以上、幻のような合意にすがるのをやめ、真剣な交渉のテーブルにつかなければ、戦争における自国の立場がさらに悪化する結果を受け入れることになるだろう」と指摘した。また、「ロシアがアンカレッジで学ぶべき教訓は、ウクライナを除外した平和構想は結局のところ虚像にすぎず、消え去るほかないという点だ」とも語った。
ロシア側は、昨年8月に米アラスカ州アンカレッジで行われた首脳会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領の間で合意に達したと主張してきた。内容は、ウクライナのドンバス(ドネツク・ルハンシク)全域に対するロシアの統治権を認めることが柱だった。
ただし、合意文書が公開されたことはない。米国のマルコ・ルビオ国務長官は25日(現地時間)にバーレーンで記者団に対し、「アラスカでの合意は一切なかった」と明らかにしている。
一方、ウクライナはドローンやミサイルなどの長距離戦力を活用し、ロシアが占領中のクリミア半島はもちろん、モスクワなどロシア本土や占領地のエネルギー・交通関連のインフラ施設を集中的に攻撃している。クリミア半島では民間人へのガソリン供給が中断されるなど、エネルギー不足に直面している。
プーチン大統領は同日、エネルギー業界の関係者との会議で、「残念ながらガソリンスタンドに長蛇の列ができており、必要な種類のガソリンを適時に調達できない状況が発生している」と述べ、ウクライナの攻撃によるエネルギーインフラ施設の被害を最小限に抑えるよう努めていると明らかにした。
また、トランプ大統領のロシア・ウクライナ戦争に対する見方が変化しているとの報道も出ている。
トランプ大統領は最近、フランスで開催された主要7カ国(G7)首脳会議で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、「ロシアを相手にさらに果敢に打って出るべきだ」と鼓舞したと、ウクライナ政府高官がキーウ・インディペンデントに伝えた。













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