ハメネイ師の葬儀、4日に執行へ…後継者モジタバ師は姿を見せるか
最大2,000万人が参列か…中国やインドなど約100カ国が代表団を派遣
後継者アヤトラ・モジタバ・ハメネイ師の出席に注目

イランは米国とイスラエルとの戦争で暗殺されたイランの前最高指導者アヤトラ・アリー・ハメネイ師の葬儀を4日(現地時間)に執り行う。
ハメネイ師は戦争初日の今年2月28日にイスラエルによる自宅への空爆を受け、家族12人とともに死亡した。
イランは戦争の影響で葬儀を行えずにいたが、米国との停戦によって空爆が止んだことを受け、ようやく執り行われることになった。
葬儀には大勢の参列者が集まると予想される。
警察は今週末だけで首都テヘランに約1,700万人が集まると推計しており、テヘラン市長は最大2,000万人に達するとの見方を示した。
当局はテヘランやゴム、マシュハドのほかイラクの聖地ナジャフ、カルバラーなどを合わせて1,800万~3,500万人が参列すると見込んでいる。

今回の葬儀はハメネイ師の息子で後継者とされるアヤトラ・モジタバ・ハメネイ師にとって政治的に重要な試練となる。
モジタバ師はイスラエルによる空爆から生き延びたものの、戦争勃発以降、一度も公の場に姿を見せていない。
米国とイスラエルによる暗殺を警戒して所在を明かしていないとの見方がある一方、死亡説や重い障害を負ったとの臆測も広がっている。
安全保障の専門家の間では、モジタバ師が生存していても最高指導者としての権威を失っているのではないかとの見方も出ている。
イランの最高指導者はこれまで、強硬派と穏健派の対立を調整し、妥協を通じて国内の結束を図る中心的な役割を担ってきた。
強硬派と穏健派は米国との終戦交渉を巡って対立を続けており、最高指導者の権能低下がその混乱の一因となっている可能性が指摘されている。
モジタバ師にとっては、イラン国内外の注目が集まる今回の葬儀が自らの健在ぶりを示す絶好の機会となる可能性がある。
そのため、モジタバ師が公の場に姿を現し葬儀を執り行うかどうかに大きな関心が集まっている。姿を現さなければ様々な憶測が再び広がり、国内外での権威が大きく揺らぐ可能性もある。

葬儀には約900人の海外メディア記者が取材登録を済ませており、約100カ国から弔問団が参列する予定だ。
中国やインド、パキスタンなど、これまでイランと友好関係を維持してきた国々は高官を派遣する方針を明らかにしている。
イランと米国の終戦交渉を仲介しているパキスタンからはシェバズ・シャリフ首相が自ら弔問に訪れる予定だ。
中国からは全国人民代表大会(全人代)常務委員会のホー・ウェイ副委員長が参列する予定となっている。
インドからはシュリ・パビトラ外務次官らが自国を代表して弔問に参加する。
アフガニスタンからは副首相と外相代行を務めるタリバン幹部2人がイランを訪問する予定だという。













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