「プーチンの足元が崩れた」製油所炎上で“ガソリン輸入”という屈辱
世界第2位の産油国ロシアがガソリン輸入へ
ディーゼル燃料の輸出も停止
ゼレンスキー氏、米国の支援を追い風に攻勢強化

世界第2位の産油国であるロシアがガソリンの輸入を開始した。ウクライナによるエネルギー施設への集中的な攻撃を受け、ロシアが燃料不足に陥っていることを認めた形でインドやカザフスタンからガソリンを調達し始めた。
ロイター通信やAFP通信などによると、ロシアは8日(現地時間)、ディーゼル燃料の輸出も停止したという。世界第2位の原油輸出国としては異例の事態となっている。
同日夜もロシア国内4カ所の石油関連施設が攻撃を受けた。ロシア南部クラスノダール地方のイルスキー製油所、レニングラード州ウスチ・ルーガの石油精製施設、ロストフ州の石油ターミナルと貯蔵施設が相次いで標的となった。ロシア国防省は一晩でウクライナのドローン376機を撃墜したと発表した。
ロシアが占領するクリミア半島への補給網にも圧力が強まっている。アゾフ海を航行していたタンカー10隻とばら積み貨物船が攻撃を受け、変電所5カ所も損傷した。ウクライナはクリミア半島をロシア本土から完全に切り離すことを目指し、連日攻勢を強めている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7~8日に開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後、自身のSNSに炎上するロシアの石油施設の映像を投稿した。映像にはスタブロポリ地方やトヴェリ州の石油貯蔵施設のほか、約1,500キロ離れたウファ地区の原油ポンプ施設などが映っていた。
ゼレンスキー大統領は今回のNATO首脳会議でドナルド・トランプ米大統領と会談し、パトリオット(PAC-3)ミサイルの支援を確保した。パトリオットはロシアがウクライナ後方の都市部に向けて発射する弾道ミサイルを迎撃できる数少ない防空システムの一つとされる。
一方で、実際に運用可能な完成品が十分に供給されるまでには時間がかかるとの見方もある。この日も東部クラマトルスクがロシア軍の攻撃を受け、民間人4人が死亡した。
ゼレンスキー大統領は「数日以内に米国からパトリオットの追加支援を受け取る」と述べ「そのほかにも複数の合意があった」と明らかにした。














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