NVIDIAのジェンスン・フアンCEO、15日にセガ主催イベントへ

韓国と台湾を相次いで訪問しながら日本を訪問先に含めなかったNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが近く来日する。1990年代に経営危機に陥った同社を支援した日本のゲーム会社セガ(SEGA)とのパートナーシップ30周年を記念するイベントに出席するためだ。
13日、NVIDIA GeForce Japanの「X(旧Twitter)」によると、フアンCEOは15日に東京・秋葉原で開催されるNVIDIAとセガのパートナーシップ30周年記念ゲリライベントに参加する。
イベントにはセガの里見治紀CEO、入交昭一郎元社長、「バーチャファイター」開発者の鈴木裕氏らが出席する予定だ。
フアンCEOはこの場で、自社の超高性能AI製品「RTX Spark」を一般向けに披露する予定だ。この製品は、高度なAI処理能力と高性能グラフィックス機能を組み合わせた次世代PC向けAIチップで、AIモデルやサービスの開発、ゲーミングに特化した性能を備えていると評価されている。
イベントでは抽選で最新グラフィックカード「GeForce RTX 5090 Founders Edition」がプレゼントされる予定だ。
NVIDIAとセガの関係は1990年代後半までさかのぼる。1993年、共同創業者2人とともに4万ドル(約649万600円)の資金で創業したNVIDIAは、2年後に初のゲーム向けグラフィックスプロセッサ「NV1」を発売したものの、市場では成功しなかった。続く「NV2」の開発も難航し、経営危機に直面したが、この時セガから500万ドル(約8億1,100万円)の出資を受け、危機を乗り越えた。
AI分野における日本の存在感を懸念する声が上がる中、今回のフアンCEOの来日が両社の協力関係をさらに深める契機となるか注目されている。
フアンCEOは5月末に故郷・台湾を訪れ、約2週間滞在した。この間、TSMCや鴻海精密工業など主要企業の経営陣と会談し、台湾に年間1,500億ドル(約24兆3,400億円)を投資する方針を示した。その後は韓国を訪れ、SKグループやLGグループの経営トップらと焼き肉会食を行ったほか、バラエティー番組の収録にも参加するなど、3泊4日の過密日程をこなした。
一方、日本は今回のアジア歴訪の日程には含まれておらず、その背景に関心が集まった。
これについて日本経済新聞は、日本はパートナーとしての魅力では韓国や台湾に見劣りすると指摘し、半導体産業における競争力低下だけでなく、AI革命でも日本が後れを取る可能性があるとの懸念を示した。
そのうえで、「AI革命の時代に、日本がNVIDIAのような先導企業にとって単なる顧客ではなく、真のパートナーになれるかどうかが、日本の将来の競争力を左右する重要な課題になる」と強調した。















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