
TikTokでフォロワー約60万人の日本人インフルエンサーが、タイ・バンコクの代表的な観光地カオサン通りでスリに遭ったかのような動画を投稿し、捏造だったことが明らかになると謝罪した。
13日(現地時間)、カオソッドなどタイメディアによると、日本人男性Aが運営するTikTokアカウントに最近、「タイで財布をポケットからはみ出させたまま歩くと、スリに遭うのか」を検証する動画が投稿された。
動画では、男性Aが現金の入ったオレンジ色の財布をズボンの後ろポケットから見える状態にして、カオサン通りを歩いていた。さらに、複数の人物が男性Aの財布をこっそり抜き取るように見える場面も収められていた。
この動画を見た人に対し、カオサン通りでは実際にスリが頻発しているかのような印象を与える内容だった。
しかし、動画が話題となった後、顔を隠されないまま映っていた人物の一人で、ミャンマー国籍の男性Bが、名誉毀損などの被害を受けたとしてタイ警察に通報した。
男性Bの妹はSNSに、「問題の動画は、兄がまるでスリ犯であるかのような誤解を招く内容で制作・投稿された」と投稿し、「この一件で兄は職を失った」と訴えた。
この騒動は日本にも波及した。日本のネットユーザーからは、「動画に登場する人物の顔は最初からモザイク処理すべきだった」といった指摘のほか、男性AのTikTokアカウントの閉鎖や法的責任を求める声も上がった。一方で、「タイの治安は動画で描かれているほど悪くない」とする意見も見られた。
騒動が拡大すると、男性Aは「再生回数を伸ばすために動画を制作した」と認め、被害者やその家族に迷惑をかけたほか、タイにも悪影響を与えたとして謝罪する動画を公開した。
また、「実際には現地の人にゲームのアイテムや現金を渡す代わりに、自分のポケットから財布を抜き取るふりをしてもらった」と説明した。
さらに男性Aは、男性Bの妹から「兄が勤務先で解雇された」と連絡を受けたことも明らかにした。その後、妹の要請を受け、勤務先に経緯を説明する動画を送り、その結果、男性Bは職場に復帰できたという。
問題の動画は現在、男性AのTikTokアカウントから削除されている。しかし、著名人などの炎上や騒動を記録・保存するX(旧Twitter)アカウントには、現在も当該動画が掲載されている。
この投稿には、「こんな面白くもない動画で現地の人に迷惑をかけるなんて」、「わざわざ海外へ行って迷惑をかけるな」、「悪ふざけがどれほど深刻な結果を招くかは分からないが、決して許せない行動だ」、「この日本人を一刻も早くタイ警察に引き渡してほしい」など、日本人ユーザーから厳しい批判のコメントが相次いでいる。















コメント0