「3年間の抵抗もここまでだった」トランプ、“性的暴行・名誉毀損”訴訟で9億円超支払う

引用:UPI通信
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ドナルド・トランプ米大統領が作家のE・ジーン・キャロル氏に対する性的暴行および名誉毀損を巡る訴訟で賠償金562万ドル(約9億1,200万円)を支払ったと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が14日(現地時間)に報じた。

この日公開された裁判所の記録によると、キャロル氏の代理人を務める法律事務所に元本500万ドル(約8億1,100万円)と利息を合わせた562万ドルが支払われたという。

米連邦最高裁が先月、トランプ大統領の上告を退けたことを受け、連邦判事は先週、元本に利息を加えた金額をキャロル氏側へ支払うようトランプ大統領に命じていた。

キャロル氏の代理人であるロベルタ・カプラン弁護士は「3年前、9人の陪審員全員一致でトランプ氏によるキャロル氏への性的暴行と名誉毀損が認定された」とした上で「本日、損害賠償金を受け取ったことを報告できることを嬉しく思う」とコメントした。

元雑誌記者のキャロル氏は1990年代にニューヨーク市内の高級百貨店の試着室でトランプ大統領から性的暴行を受けたと訴えた。また、トランプ大統領がその主張を否定したことで名誉を毀損されたとして提訴していた。

賠償金はトランプ大統領側が控訴している間は政府の口座で保管されていたが、判事の命令により、利息を加えた上でこの日キャロル氏側へ送金された。

一方、トランプ大統領は現在も判決は不当だとの立場を崩していない。

先月、連邦最高裁が上告を退けた直後には、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「馬鹿げた名誉毀損の主張を含め、私に対する司法の武器化や法的攻撃に対し、今後も全力で闘い続ける」と投稿した。

なお、トランプ大統領は別の名誉毀損訴訟でもキャロル氏に8,300万ドル(約134億6,300万円)超の賠償金を支払うよう命じられている。この判決については現在も控訴審が続いている。

この訴訟は2019年に当時大統領だったトランプ氏がホワイトハウスの公式声明などで「彼女は私の好みではない」、「本を売るために完全な作り話をでっち上げた」などとキャロル氏を批判したことを巡るものだ。
今回、利息を含め562万ドルが支払われた訴訟の名誉毀損については、トランプ大統領が第1次政権退任後の2022年、「トゥルース・ソーシャル」でキャロル氏の主張を「詐欺だ」と否定したことが対象となっている。

望月博樹
望月博樹

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