「プーチンの“内海”が崩れ始めた」ウクライナ、ロシア船172隻を攻撃…海上支配に異変

ウクライナ軍が黒海とアゾフ海を行き来するロシアの船舶を再びドローン(無人機)で攻撃し、ロシアの海上物流を窮地に追い込んでいる。ウクライナメディアのキーウ・ポストなど現地メディアは18日(現地時間)、ウクライナ軍がロシアのシャドーフリートに関連する船舶13隻を追加で攻撃したと報じた。
ウクライナ無人システム部隊のロバート・ブロブディ司令官はこの日、「モロチカ作戦と名付けられた今回の攻撃で、これまで計172隻に被害を与えた」とし、「13日間、アゾフ海で118隻、黒海で54隻の船舶を攻撃した」と主張した。モロチカ作戦は、ロシアのシャドーフリートを無力化するために実施されたウクライナ軍の大規模なドローン攻撃を指す。
シャドーフリートは、国際社会の制裁を逃れるため、不透明な所有構造を用い、正式な規制を迂回して運航するタンカーや貨物船の集団を指す。特にウクライナ戦争で資金源が断たれたロシアは、原油や禁輸品の輸送にこうした船舶を利用しており、その数は少なくとも1,000隻以上と推定されている。
ブロブディ司令官は「モロチカ作戦の主要な目的は、国際制裁を回避して石油や燃料、その他の貨物を輸送するために使用されるロシアの海上物流を麻痺させることだ」と述べた。

このようにウクライナが連日アゾフ海と黒海を密かに行き来するロシアの船舶を攻撃する理由は、海上物流を麻痺させ、占領されたクリミア半島を孤立させる意図がある。これに先立ち、ロシアのウラジミール・プーチン大統領はアゾフ海が事実上ロシアの内海になったとし、自らの功績を誇示してきたが、相次ぐ船舶の被害でその公言が色あせた。
これについてウクライナのジャーナリストで軍事ブロガーのドミトロ・カルペンコ氏は「アゾフ海は、クリミア半島に次ぐロシアの2番目に大きな戦利品だった」とし、「ここが完全に制御された場所だというクレムリン(ロシア大統領府)の幻想をウクライナ軍が打ち砕いている」と評価した。

アゾフ海はケルチ海峡を通じて黒海につながる内海で、クリミア半島のケルチ港には石油貯蔵施設があり、タンカーが頻繁に停泊する場所だ。またここは、クリミア半島に燃料を供給する重要な輸送路で、ロシアが占領中のウクライナ南部地域に軍需物資を供給する通路でもある。さらにアゾフ海は、ロシアの小麦輸出にも重要な主要貿易路の一つだ。世界最大の小麦輸出国とされるロシアの小麦輸出量のうち最大4分の1がアゾフ海を通過するとされている。















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