「トランプ氏に痛手」イラン、“空の暗殺者”MQ-9をまた撃墜…1000億円超が消失

「空の暗殺者」MQ-9リーパー
1機約48億7,400万円
イラン戦争で少なくとも24機を撃墜
リーパーの損失額だけで約1,000億円突破

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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イラン革命防衛隊(IRGC)は20日(現地時間)、米軍が誇る最新鋭の無人機がイランの防空網によって撃墜されたと主張している。

イラン革命防衛隊は同日、同隊航空宇宙軍の新型先端防空システムが、イラン西部ケルマンシャー上空で米軍のMQ-9リーパー無人機を撃墜したと明らかにした。

イラン革命防衛隊は前日にも、同隊海軍の戦闘機がイラン南部アサルーイェで米軍部隊のMQ-9リーパー無人機を撃墜し、その残骸を回収したと発表していた。

米防衛企業ジェネラル・アトミックスが製造する無人攻撃機MQ-9リーパーは、高性能の監視装置とカメラを搭載し、AGM-114ヘルファイアミサイルや統合直接攻撃弾(JDAM)なども運用できる。米軍が誇る最新鋭兵器で、「空の暗殺者」と呼ばれる。

MQ-9リーパーの価格は1機当たり3,000万ドル(約48億7,400万円)に達する。

しかし、イラン戦争では相当数のMQ-9リーパーがイラン軍によって撃墜された。一部はミサイル攻撃によって地上で破壊されたほか、事故で失われたとも伝えられた。

米国議会図書館議会調査局(CRS)が13日に発表した報告書によると、米国は対イラン作戦中にMQ-9リーパー24機を失った。これは米軍が保有するMQ-9リーパー全体の20%に相当する。被害額は総額7億2,000万ドル(約1,170億円)に上った。

米軍、イランに再び「報復空爆」
トランプ大統領「戦死者を追悼するため」

引用:イラン革命防衛隊
引用:イラン革命防衛隊
引用:イラン革命防衛隊
引用:イラン革命防衛隊

一方、米軍は19日、イランを標的とする空爆を9日連続で実施した。米国のドナルド・トランプ大統領は、最近のイランによる攻撃で死亡した米兵を追悼するため、イランを激しく攻撃したと強調している。

トランプ大統領は同日、米ニュージャージー州で行われたFIFAワールドカップ決勝を観戦した後、ワシントンD.C.近郊のアンドルーズ統合基地に到着した。大統領専用機エアフォースワンを降りて記者団の取材に応じ、米兵の戦死について「非常に残念に思う」と語った。

トランプ大統領は「偉大な愛国者たちは、イランに核兵器を持たせないために戦うべく、現地に赴いていた」とし、「イランは非常に、非常に大きな打撃を受け、軍事的にはほぼすべてを失った」と述べている。

さらに、「我々がホルムズ海峡を掌握しており、彼らは何も掌握できていない」と付け加えた。

また、「今夜も我々はイランを再び激しく攻撃した」と述べ、3人の戦死者を追悼するための攻撃だったと説明した。

トランプ大統領の発言直前、米中央軍はSNS「X(旧ツイッター)」を通じ、日本時間20日午前8時(イラン時間20日午前2時30分、米東部時間19日午後7時)からイランへの空爆を開始したと発表した。今回の攻撃で、米国時間を基準に9日連続となる。

米中央軍は、攻撃が3時間にわたって行われ、イランの軍事指揮センターや防空施設、沿岸監視施設などを攻撃したと説明している。

米軍は、停戦後初の戦死者が出たことを受け、「報復」という表現を用いながら攻撃を激化させる兆しを見せ始めた。

17日には、イランのミサイルと無人機による攻撃で、ヨルダンに駐留していた米兵2人が死亡した。さらに前日には、イラクでイランの無人機の不発弾を処理・爆破する作業中、米兵1人が死亡している。

これにより、米国が2月28日にイラン戦争を開始して以降、公式に確認された米軍の死者は計17人に増えた。現在、身元確認が進められている遺体が行方不明者と同一人物だと判明した場合、死者数は計18人に増える可能性もある。

今回の戦争では、イラン側の死者がはるかに多いのは事実だが、米軍の犠牲者増加をきっかけに戦線が拡大する可能性が指摘されている。

望月博樹
望月博樹

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