「34トンを抱え、低空から襲来」...イランが恐れる“死の白鳥”の正体

米軍がイランとの交戦が再び激化して以降、初めて「死の白鳥」とも呼ばれるB-1Bランサー戦略爆撃機を夜間空襲に投入した。ホルムズ海峡で商船が攻撃され、停戦が崩れた後、連日の空爆を続けてきた米軍が高性能の戦略爆撃機を投入したことで、中東情勢は一段と緊迫している。
最大34トンの兵器を搭載可能「超音速で低空侵入」
米政府関係者によると、B-1Bランサーは21日に米中央軍が実施した夜間空襲に投入され、イラン革命防衛隊(IRGC)関連の目標を攻撃した。
B-1BランサーはB-52、B-2とともに、米空軍の主要な戦略爆撃機の一つだ。低高度で音速を超える飛行が可能で、敵の防空網を突破して侵入する能力に優れている。
誘導爆弾や巡航ミサイルなど、最大約34トンの兵器を搭載できる。1機で主要な軍事施設に対する大規模な攻撃が可能とされる。今回出撃したB-1Bランサーは、IRGCの軍事作戦センターやドローン保管施設、航空機格納庫などの主要目標を精密攻撃したと伝えられている。
「作戦を大幅拡大」…中東情勢のさらなる緊迫化に懸念

特に、米軍が交戦再開後にB-1Bを再び投入した点が注目されている。これは単なる警告を目的とした武力行使にとどまらず、米政府が対イラン軍事作戦の規模を拡大する姿勢を示したものとみられている。
現在、イランは米軍による相次ぐ空爆にも屈せず、クウェートやバーレーンなど周辺の湾岸諸国にある米軍基地を攻撃し、対抗している。親イラン武装組織であるイエメンのフーシ派によるサウジアラビアへの海上封鎖宣言や、米軍の大規模な兵力増派を巡る報道も重なり、情勢はさらに悪化している。
仲介国が「10日間の休戦案」…合意の行方は不透明
カタールやパキスタンなどの仲介国は10日間の一時休戦案を提示し、仲介に乗り出しているが、合意に至るかどうかは不透明だ。イラン指導部が仲介国の提案を受け入れておらず、ドナルド・トランプ米大統領も「イランは和解する準備ができていない」との認識を示している。
双方が相手側に先に態度を変えるよう求め、対立を続ける中、「死の白鳥」と呼ばれるB-1Bの投入により、中東情勢は当面、和平よりもさらなる衝突へと向かう可能性が高まったとの見方が出ている。















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