
映画『ダイ・ハード』シリーズで世界的に知られるハリウッド俳優ブルース・ウィリス(70)が、自身の前頭側頭型認知症の診断を認識していないことが明らかになった。
28日(現地時間)、米メディア「ピープル」によると、妻のエマ・ヘミング・ウィリス(47)はポッドキャスト司会者キャメロン・オークス・ロジャーズとのインタビューで夫の闘病の様子について語り、「ブルースは自分の状態をまったく自覚していない」と明かした。
エマは「この病気の難しい面であり救いでもあるのは、本人が自分の疾患を認識していない点」と説明し、「彼が知らずに日々を過ごせるのは、むしろ幸いであり、安心できること」と付け加えた。
彼女の説明によると、ブルース・ウィリスは現在、「アノソグノシア(病識欠如)」と呼ばれる症状を抱えている。クリーブランドクリニックはこれを「脳が自分の病気を認識できない状態」と定義し、主に精神疾患や脳損傷の患者に見られる症状と説明する。
エマは「脳が自らの変化に気付かないため、患者は疾患の状態を自分の『通常の姿』として受け入れる」と説明。「単に病院に行きたくない心理的な否定と誤解されることもあるが、実際は脳の物理的変化に伴う症状の一部」と強調した。
ブルースの家族は2023年、彼が前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことを公式発表している。この疾患は前頭葉と側頭葉の萎縮により、言語障害や情緒の不安定、性格の変化などが現れるのが特徴だ。
エマは夫について「依然として自身の内に自分らしさを保っている」と述べ、「認知症が進行する中で、私たち家族もそれに合わせて変化し、適応する方法を学んでいる」と語った。
また、「子どもたちとの関わり方は一般的な家庭とは少し異なるかもしれないが、その絆は深く美しいままだ」と、家族の変わらぬ結びつきを伝えた。













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