
「ランラン18歳」で知られる歌手ハン・ソギョンが、詐欺被害や父親の死、さらに母親の認知症といった出来事が重なったこれまでの人生について語った。
9日放送のMBN『特ダネの世界』に出演したハン・ソギョンは、これまでの家庭環境や母親への思いを明かした。
1992年のデビュー当時は、ソ・テジと子供たちと共に新人賞を受賞するなど注目を集めたが、その後の生活は決して平坦ではなかったという。
全財産を失った後に訪れた出来事…「父は交通事故、母は認知症」
ハン・ソギョンは12年前、知人による詐欺被害に遭い、江南(カンナム)のマンション1戸分に相当する資産を失い、厳しい状況に置かれた時期があったと振り返った。
さらに、その時期に父親が交通事故で亡くなったことも明かし、「突然の出来事だった」と語った。
当時、父親は母親と外出するため先に家を出ていたが、その途中で事故に遭ったという。直前まで共に食事をしていた夫を失ったことにより、母親はその後、強い抑うつ状態に陥ったとされる。

ハン・ソギョンは「母は約1年間、うつ状態が続く中で少しずつ気力を失っていったように見えた」と語り、子どもを支えるため海女の仕事にも従事していた母親が、約5年前から認知症の症状を見せるようになったと明かした。
娘の顔も分からない母の前での涙の告白
この日の放送でハン・ソギョンは、息子と共に故郷・済州島(チェジュ島)の療養型病院を訪れた。
認知症の影響で意思疎通が難しい母親は、娘の顔を見ても反応を示さなかった。ハン・ソギョンは目を合わせながら「娘が来たよ。『ランラン18歳』を覚えている?」と語りかけ、歌声も披露したが、母親からの反応はなかった。
ハン・ソギョンは母親の手を握り、これまで胸の内に抱えてきた思いを語った。「子どもの頃、母が市場で働く姿を恥ずかしく思ったことがある。自分が母親になって、その思いがどれほど大きなものだったのかに気づいた。申し訳なかったし、感謝している」と振り返った。
「本当にひどい娘だった」…介護の苦しさの中で口にしてしまった言葉を悔やむ
ハン・ソギョンは、母親を直接介護する中で感じていた現実的な苦しさについても率直に語った。
詐欺被害や息子の受験、さらに認知症の介護まで重なった状況の中で、「限界だった」と振り返った。
彼女は「母が療養型病院に入る前、自分が面倒を見ていた時期があった。認知症で外にも出られず、ずっと叫んでいるような状態で…その時、『こんな状態なら、いっそ…』と口にしてしまったことがある」と明かし、「本当にひどい娘だった」と語った。
その言葉を振り返りながら、後悔の思いをにじませた。
放送の終盤には「母のように、息子にとって頼れる存在になりたい」と語り、今後への思いも明かした。













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