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ガザ戦争停戦交渉にバイデン政権は楽観的観測?米国務長官のイスラエル訪問当日にレバノン南部を空爆し10人以上が死亡

川田翔平 アクセス  

引用:EPA通信

ガザ戦争の停戦交渉が再開するやいなや、イスラエルがレバノン南部を攻撃した。

先月末、イランの首都テヘラン訪問中にイスラエルが仕掛けた爆弾テロにより、イスラム組織「ハマス」の最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が暗殺されたことに関連して、イランがイスラエルへの報復を宣言し、中東の地政学的緊張は高まっている。

しかし、アメリカのジョー・バイデン大統領は「ガザ戦争の停戦はこれまでになく近づいている」と楽観的な観測を語り、アントニー・ブリンケン国務長官を停戦交渉のために中東に派遣したが、アメリカの思惑とは異なり、イスラエルがレバノンを空爆するなど、一瞬たりとも油断が許されない状況だ。

英経済紙「The Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)」などの海外メディアによると、17日(現地時間)、イスラエル軍がレバノン南部のナバティエを空爆し、子ども2人を含む少なくとも10人が命を落としたという。

これはイスラエルとハマス間の停戦合意に関する協議が終了してからわずか数時間後に起こった出来事である。

イスラエル軍は親イラン武装組織「ヒズボラ」のナバティエにある武器庫を標的に空爆を行ったと発表した。

レバノン国営通信「NNA」によると、死者の他に5人が負傷したという。また、死者は全員シリアからの難民だった。ただし、この人数は最終的な数字ではないと見られており、死傷者数は今後さらに増える可能性がある。

また、昨年10月のガザ戦争開始以来、レバノン南部で発生した死者数としては最大規模の攻撃であった。

ヒズボラは報復としてイスラエル北部のアイレット・ハシャハールにロケット攻撃を行った。

イスラエル軍はレバノンから約55発の飛翔体が飛来したが、負傷者の報告はないと発表した。

イスラエルのレバノン空爆は、ブリンケン国務長官がガザ地区に拘束されている人質解放と停戦交渉のため、9回目のイスラエル訪問をした当日に行われた。

アメリカや当事者以外の中東各国が、停戦のみが中東地域の緊張拡大を防ぐ唯一の道であると考える中、寝耳に水の軍事行動であった。

イスラエルがハマスの最高指導者ハニヤ氏を暗殺したことで、戦争がイスラエルとハマスの対立にとどまらず、イランはもちろん、ヒズボラ、イエメンの反政府勢力「フーシ派」など、イランが支援する武装組織「抵抗の枢軸」にも拡大するのではないかという懸念が高まっている。

一方、16日、ハマス不在の中、カタール・ドーハで仲介国であるアメリカ、カタール、エジプトの政府高官とイスラエルの代表団が参加した停戦協議は停戦への道筋ができつつあることを示唆し、2日間の日程を終え、バイデン政権は合意の可能性が高まったと判断していた。

休戦交渉は今週末に再開される予定だ。

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