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トランプ次期大統領、テロ事件を国境管理強化の根拠に 「バイデンは米国史上最悪の大統領」と批判

佐藤美穂 アクセス  

■ 国境管理強化のための「抑止」

トランプ次期大統領、就任初日に追放方針を公言

車両突入事件の「米国人犯行」は無視

犯人の「IS支持」を強調

ニューオーリンズの車両突入テロとラスベガスのトラック爆発事件が米国人によって引き起こされたことが判明した。しかし、ドナルド・トランプ次期大統領はこれを国境開放と不法移民の問題に結び付け、国境管理強化の必要性を強調した。

20日の就任式後、トランプ次期大統領は就任初日から大規模な不法移民追放作戦を展開すると公言しており、今回の事件を自身の国境管理強化や不法滞在者の大量追放公約実行の推進力にしようとする意図がうかがえる。

トランプ次期大統領は2日、自身のSNSトゥルースソーシャルに投稿し、「ジョー・バイデンの国境開放政策が実施されれば、過激なイスラムテロリズムや他の暴力犯罪が米国で深刻化し、想像を超える事態を招く可能性があると何度も警告してきた」とし、「その時はすでに訪れており、状況は想像を超えて悪化するだろう」と述べた。

さらに「バイデンは米国史上最悪の大統領であり、完全な災厄だ。彼と彼の選挙妨害に関与した者たちが米国に与えた影響は、簡単には忘れられないだろう」と強調した。また、「他国から米国に流入する犯罪者が米国内の犯罪者よりもはるかに危険だと私が指摘した際、民主党と偽メディアはこれを否定したが、今やその事実が明らかになった。米国の犯罪率は前例のない水準に達している」と主張した。

しかし、車両突入テロの容疑者は米国生まれのシャムスッド・ディン・ジャバー(42歳)であることが判明した。連邦捜査局(FBI)は今回のテロがジャバーの単独犯行であると判断しており、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に傾倒した「ローンウルフ(自然発生的テロリスト)」による犯行の可能性が高いとされている。

ラスベガスのトランプホテル前で爆発したテスラ・サイバートラックも組織的テロではなく、現役の米軍人が自殺した事件として結論付けられつつある。捜査当局は米陸軍特殊部隊グリーンベレー所属のマシュー・リベルスバーガーが車両爆発の前に自ら命を絶ったと推定している。

「米国人」による自然発生的テロであるにもかかわらず、トランプ次期大統領はジャバーがIS支持者である点を強調し、この事件を自身の厳格な移民政策推進の動機付けに利用すると予想される。

今回の事件を通じて、外国人テロリストの米国流入と外国の過激主義勢力の米国内での影響力拡大を阻止する必要性がさらに高まったという論理だ。トランプ次期大統領は前政権時代に一部のイスラム圏国家出身者の米国への入国を制限する大統領令を発出した経緯がある。

一方、バイデン大統領はこの日、車両突入テロに関連して「我々は引き続き粘り強くISや他のテロ組織を追跡する」と述べ、「テロリストたちは米国で逃げ場を見つけることはできないだろう」と強調した。

バイデン大統領は、ジャバーが車両突入テロを実行する数時間前に、テロ現場付近のクーラーボックス2つにそれぞれ爆発物を設置し、遠隔起爆装置を自身の車内に置いていたと説明した。

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