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「真実からの逃走」?共和党分裂深まる中、米下院が突然の休会!ジョンソン議長、「エプスタイン疑惑」で時間稼ぎか

竹内智子 アクセス  

引用:CNN

米共和党のマイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州)が、本年夏季休会(Summer Recess)の開始を前倒しする決定を下した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)やAP通信など海外メディアは22日、ジョンソン議長が23日(現地時間)に下院の議事日程を早期に終了すると報じた。

米議会の休会期間中、夏季休会は8月から9月初旬までの約1か月間で最も長い休会となる。

この期間、議員たちは立法活動を中断し、休暇を楽しんだり地元での活動に従事したりする。ジョンソン議長が休会を前倒しにしたことで、不法移民への処罰強化、水資源インフラの許認可簡素化、ジョー・バイデン前政権下での規制撤廃など、共和党が推進していた各法案の審議が休会後に先送りされることになった。

ジョンソン議長が自党の法案審議の遅延を覚悟してまで休会を早めた理由として、ドナルド・トランプ米大統領を揺るがす「エプスタイン疑惑」が挙げられる。この疑惑は、児童への性的暴行などの容疑で逮捕され、2019年に収監中に死亡した億万長者でヘッジファンドマネージャーのジェフリー・エプスタイン氏が作成したとされる「顧客リスト」にトランプ大統領の名前が含まれているという噂や、エプスタイン氏の死因が自殺ではなく他殺であったという陰謀論などが複雑に絡み合っている。エプスタイン氏に関する過去の捜査記録の公開を巡り、トランプ大統領の強硬支持層内部で亀裂が生じている。

米下院規則委員会の民主党議員らは、米法務省に対してエプスタイン氏関連文書の公開を求める動議を次々と提出しようとする中、ジョンソン議長はこれら動議の採決を阻止するために今回の決定を下したとされる。ジョンソン議長のこの措置は、自身の議長職への支持確保に影響を及ぼしたトランプ大統領を守る意図があると解釈されるが、AP通信はトランプ大統領に対する圧力が休会後も続くと予測している。

共和党指導部の方針に反発することで知られるトーマス・マッシー下院議員(共和党)は前日、記者団に対し「多くの人は『5週間の休暇を取れば、この問題への圧力も消えるだろう』と考えているが、私はそうはならないと思う」と述べた。米下院民主党のトップ、ハキーム・ジェフリーズ院内総務は声明で「多数党である共和党は真実から逃げている。この問題は単なる陰謀論ではなく、すでに故ジェフリー・エプスタイン氏によって数十人の少女が長年苦しめられてきた重大な人権問題である。公共の利益のために、真実は必ず明らかにされるべきだ」と主張した。

NYTは今回の件が共和党内の分裂の深刻さを露呈していると指摘した。トランプ大統領を困惑させ、MAGA支持層(トランプ大統領の強硬支持基盤)を刺激する問題に対し、再び政治的リスクの高い採決を回避しようとする共和党議員の姿勢により、下院が事実上機能不全に陥っていると報じた。

実際、共和党が多数を占める米下院の監査・政府改革委員会は、エプスタイン氏の長年の知人であり、現在売春あっせんの罪で服役中のギレーヌ・マクスウェル氏に対して、今回の疑惑に関する証言を求める召喚状の発行を可決した。

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