
ドナルド・トランプ米大統領とベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は29日(現地時間)、米フロリダ州のマール・ア・ラーゴで会談し、ガザ地区の停戦計画やイランの核・弾道ミサイル開発を巡る問題について協議した。トランプ大統領はイランが核計画の再構築を図る場合「前例のない強力な対応」を取ると警告したほか、ハマスに対して速やかな武装解除を求めた。
会談後の共同記者会見でトランプ大統領は「イランが不穏な行動を取っている可能性がある」とし「事実と確認されれば代償が伴う。その代償は非常に強力で、前回よりも強いものになるかもしれない」と述べた。また「彼らは交渉すべきだった。私は選択肢を与えた」とも語った。イランとの直接協議の可能性については「排除しない」との認識を示した。イスラエルメディアはイランがイスラエルを攻撃可能な長距離ミサイル能力の再構築を進めている兆候があると、当局者の話として報じている。
ガザ地区の停戦合意の次の段階についても意見が交わされた。トランプ大統領は「可能な限り早く第2段階に到達したい」と述べ、ハマスに対し「非常に短期間のうちに武装解除を行う必要がある」と強調した。武装解除が行われなければ「大きな代償を払うことになる」とし、地域の平和に不可欠な条件だとの認識を示した。「解除されなかった場合どうなるのか」との質問には「恐ろしい結果になる」と述べ、停戦合意を望む「他の国々が介入し、ハマスを排除するだろう」と語ったが具体的な国名には言及しなかった。
またトランプ大統領は「イスラエルは和平計画を100%誠実に履行している」と評価する一方で「問題は他の関係国がどこまで履行しているかだ」と指摘した。先週、ガザ地区で爆発事件が発生した後、イスラエル側はハマスが停戦合意に違反したと主張しており、その後のイスラエルの攻撃で少なくとも5人のパレスチナ人が死亡したとされる。
記者会見ではガザ地区再建を含む「第2段階の和平案」が近く実行に移されるとの見通しも示された。この計画では、国際的な監視機関がガザ地区を管理し、ハマスを含む武装組織の非武装化を進める内容が盛り込まれている。トランプ大統領は「再建はまもなく始まる。できるだけ早く次の段階へ進みたい」と述べたが、国際監視機関の権限や構成を巡ってはアラブ諸国や欧州諸国の間で依然として意見の隔たりがある。
さらにトランプ大統領はイスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領に対し、ネタニヤフ首相への恩赦を行うよう改めて求めた。「戦時下の首相は英雄だ。恩赦を与えないのは理解できない」と述べ、すでに書簡で要請していることを明らかにした。これに対し、ヘルツォグ大統領府は「要請は現在検討中で、法的手続きに従って判断される」としている。
一方、ネタニヤフ首相はイスラエルで最高権威とされる「イスラエル賞」をトランプ大統領に授与する考えを表明した。「この賞はこれまで外国人に授与されたことはないが、イスラエルとユダヤ人社会への多大な貢献を称え、今年初めて外国人に授与する」と説明している。
















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