
ベネズエラへの軍事行動を機に、米州(西半球)における米国の覇権を誇示する姿勢を強めているドナルド・トランプ米大統領が、今度はキューバに対して米国との交渉に応じるよう圧力をかけた。一方、キューバ側はトランプ大統領を「ヒステリー患者」と批判し強く反発している。
トランプ大統領は11日(現地時間)、自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルで「キューバは長年、ベネズエラから大量の石油と資金支援を受けて生き延びてきたが、もはやそうではない」と投稿した。そのうえで「ベネズエラは、世界で最も強力な軍事力を持つ米国が保護することになる」とし「キューバは手遅れになる前に(米国と)交渉するのが賢明だ」と警告した。
さらに、キューバ系移民の家系出身のマルコ・ルビオ米国務長官が「キューバ大統領になり得る」とする内容の投稿を共有し「良案だ」とコメントを添えた。
トランプ大統領はベネズエラへの軍事行動後、キューバやコロンビア、メキシコ、デンマーク領グリーンランドなど西半球の国や地域に相次いで言及し、いわゆる「ドンロー主義」を強調している。ドンロー主義は第5代米大統領ジェームズ・モンローの外交方針である「モンロー主義」にトランプ大統領の名前を重ねた表現で、欧州の関与を排してアメリカ大陸における米国の覇権確立を目指す構想を指すとされる。
これに対し、ミゲル・ディアスカネル・キューバ大統領はXへの投稿で「人間の生命さえも商業化しようとする者たちにはキューバを非難する道徳的資格はない」と述べ「我が国に向けてヒステリックに非難を浴びせる患者たちだ」と強く反発した。さらに「キューバは自由で独立した主権国家であり、誰であれ我々に指図することはできない」と強調した。
ブルーノ・ロドリゲス・キューバ外相もXで「米国は主権国家に対して自らの野望を押し付けようとしている」と批判した。
キューバはこれまで、ベネズエラから日量およそ3万5,000バレルの原油供給を受けてきたが、トランプ政権がベネズエラ関連のタンカーを封鎖して以降、経済状況が一段と悪化していると伝えられている。
















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