
流血事態が続くイランで、医療従事者が負傷者を治療せず、出血死させるよう指示を受けていたとする人権団体の証言が明らかになった。
報道によると、ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン人権(IHR)」は20日、今月7日にイラン南西部シーラーズ近郊のマルリアバード地区およびパルハンギアン地区で大規模な逮捕が行われたと発表した。
拘束者は1000人以上に上るとみられ、多くがシーラーズ中央(アーデルアーバード)刑務所の地下施設や隣接する拘束施設に移送されたという。
IHRの報告によれば、パルハンギアン地区で銃撃を受けた10代の若者2人は、十分な治療を受けられないまま大量出血により刑務所内の医務室で死亡したとされている。
ある情報筋はIHRに対し、マールヴダシュトから移送された拘束者の多くが散弾銃による負傷を負っていたと証言した。
この情報筋によると、拘束者には16~18歳の未成年者も含まれており、一部の状態は「衝撃的」だという。
具体的には、両目を失い頭蓋骨に散弾が残ったままの少年や、腰部を撃たれ下半身が麻痺した若者もいると主張している。
特に深刻なのは刑務所内の医療状況だ。情報筋は、負傷者の治療を求めた刑務所医師のジャファルザーデ医師が逮捕される事態に至ったと明かし、医療従事者に対し、負傷した拘束者を治療せず出血死させるよう指示が出されていたとIHRに伝えた。
また、マールヴダシュトでは少なくとも70人が死亡したとされ、現在も身元確認作業が続いているという。
さらに最近、シーラーズ中央刑務所は4日間にわたり非常体制で運営され、収容者の屋外活動は禁止され、電話や面会も全面的に中止されたとの報告がある。
IHRはこれまで、目撃証言などを複数の情報源で照合しながら死者数を集計してきた。最後に公表された統計では、14日時点で死者数は計3428人に上っていたが、現在は日次発表を停止している。
IHRは、アヤトラ・アリー・ハメネイ最高指導者が17日、「イスラエルおよび米国と連携した勢力が甚大な被害をもたらし、数千人を殺害した」と発言したことに言及し、国家による暴力の犠牲者数が公式発表では著しく過小評価されてきた点を想起すべきだと指摘した。
また、過去5年間にイラン・イスラム共和国が公式に発表した処刑件数は、IHRが2つの独立した情報源を通じて確認した実数の年平均で約12%に過ぎないとして、強く批判した。
マフムード・アミリ=モガッダムIHR局長は、「イスラム共和国が我々の時代における最大規模の抗議者集団殺害の一つを行ったことに疑いの余地はない」と述べ、国際刑事裁判所(ICC)による責任追及と、イラン革命防衛隊(IRGC)の国際テロ組織指定は国際社会の緊急課題だと訴えた。
さらに同局長は、当局が抗議者に対し死刑判決やその執行を示唆している点を国際社会は極めて深刻に受け止めるべきだとし、「刑務所内で再び大規模な虐殺が起きないよう、今こそ行動が必要だ」と強調した。
















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