引用:Pixabay
 引用:Pixabay

中国の研究チームが電子廃棄物から金を効率的に回収する新技術を開発した。この方法は、古い携帯電話やコンピュータの中央処理装置(CPU)、家電製品のプリント基板(PCB)などから貴金属を抽出するもので、化学処理によって20分以内に金とパラジウムを回収できる。

8日付の香港の「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、中国科学院広州エネルギー研究所と華南理工大学の共同研究チームは、この新技術を開発し、昨年11月に国際学術誌で発表した。

この方法では、電子廃棄物を過硫酸カリウム(PMS)と塩化カリウム(KCl)を混ぜた水溶液に入れて溶解させた後、金属イオンを含む浸出液をアスコルビン酸で還元し、金属を再び固体として回収する。この技術を用いると、廃棄されたCPUやPCBからの金の回収率は98%以上、パラジウムは93%以上に達する。10キロの回路基板を処理すると約1.4グラムの金が得られ、その費用は約72ドル(約1.1万円)にとどまり、国際金価格の3分の1以下とされる。

国際金価格が1オンス当たり4,400ドル(約69万円)を超える現状で、この技術は電子廃棄物リサイクルを非常に収益性の高い産業に変える可能性があると評価されている。腐食性や毒性を持つ化学物質を用いる従来の方法よりも、この工程はより簡素で環境負荷も少なく、スラッジのような二次廃棄物の発生量も抑えられる。

中国では、毎年1,000万トンを超える電子廃棄物を排出しており、今回の技術は資源不足と環境問題の双方に対応しうる潜在力を持つ手段として注目されている。

金やパラジウム、プラチナなどの貴金属は、電子機器の回路や部品に広く使用されている。金は電気伝導性に優れ、腐食に強いため、CPUやメモリチップ、コネクターなどに用いられている。量はわずかだが、世界中で廃棄される電子機器の総量を考えると、集めれば無視できない規模になる。

望月博樹
望月博樹

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「この匂い、覚えてる」…亡き飼い主の服に寄り添う犬…6年越しの愛に世界が涙
  • 「1兆円規模の原油は中国へ向かったのか」米封鎖解除を利用したイラン、輸出急増の“裏側”
  • 「私の夫になるなら年収1,700万円」…結婚相談所もあきれた「年収200万円」女性の末路
  • 紅海まで封鎖か…原油供給網に非常事態

おすすめニュース

  • 1
    「AI恋人が出生率低下の一因?」中国、仮想恋愛サービスを規制へ

    トレンド 

  • 2
    フォードSUV「エクスプローラー」車内に一酸化炭素充満…5人中3人死亡

    トレンド 

  • 3
    「死ぬなら一緒に死ぬ」高度6000mで機外へ吸い出された夫…妻が命をつないだ5分間

    トレンド 

  • 4
    上海の病院で脳埋め込み手術に成功、コイン大チップが手の動き再現、世界初の商用化

    健康 

  • 5
    「日本語分かりますか」京都の老舗、観光客には見せない安いメニュー

    気になる 

話題

  • 1
    「捕れるほど赤字になる?」クロマグロ急増、日本漁師を悩ませる“異例の事態”

    トレンド 

  • 2
    「日本人には理解しがたい」W杯惨敗で殺害予告、入店拒否まで…韓国中から追われた元代表監督

    スポーツ 

  • 3
    韓国専門家が巨大地震警鐘、日本の地震活動活発化に懸念

    トレンド 

  • 4
    「男を連れてきたわけじゃない」身につけた瞬間から専用車移動&警護員が同行…“3億超のジュエリー”で厳重警護

    エンタメ 

  • 5
    製作費わずか1億→全世界で640億以上の大ヒットを記録…YouTuber出身の新鋭監督が生んだ怪作

    エンタメ