
与党の民主進歩党が政権を握って以来、過去10年以上にわたり中国と「一つの中国」原則問題で激しく対立している台湾に、法的にかなり異例な初の中国国籍の立法委員(議員)が誕生した。
両岸(中国と台湾)関係に詳しい北京の情報筋が4日に伝えたところによると、前日、台湾の第2野党である台湾民衆党が推薦した中国国籍者の李貞秀氏(53)は、他の比例代表候補者5人と共に新任立法委員として就任したという。李委員を含む6人は、昨年の台湾民衆党・党員代表大会で比例代表の任期を2年に制限する条項が維持され、既存の立法委員が先月辞任したため、すぐに継承に乗り出した者たちだ。前任者たちと同様に2年間活動することになる。
問題は、李委員が国籍法に規定されている二重国籍保有禁止条項を守っていないという事実だ。そのため、この問題で長く問題を引き起こす可能性がかなり高い。最悪の場合、自らの意に反して辞任を強要されることもあり得る。これに関連して、北京の台湾実業家である陳宝通氏は「原則は立法委員就任前に二重国籍を放棄した状態でなければならない。しかし、李委員はそうできなかったようだ。一旦例外を認められたと言える」と述べ、李委員が就任できた背景を説明した。
情報筋によると、台湾内政部はこれまで立法院に公文を送り、国籍法に基づき李委員が就任前に中国国籍放棄申請をしたという事実を証明しなければならないと何度も通知していた。中国国籍者が機密情報を扱う立法委員に就任するのは困難なため、そのようにせざるを得なかった。
李委員もこの事実をよく知っていた。それなりに努力もしたようだ。就任当日「中国国籍放棄を試みた。しかし、拒否された」と明らかにした事実を見ると、本当にそうだったかもしれない。情報筋によると、実際に李委員は昨年12月に直接台湾のパスポートと台湾居民居住証をすべて所持したまま中国本土を訪れ、国籍放棄申請をしたという。
しかし、公安当局はまったく受け付けを拒否したという。慌てた李委員はこのような状況に関する証明書と国籍放棄申請書を内政部に提出する意向を表明せざるを得なかった。
李委員は就任後、中国国籍放棄を公開的に宣言できるかというメディアの質問を受けたこともあった。それに対し、予想通り即座に「私は中華民国(台湾)憲法に対して宣誓した立法委員だ。唯一中華民国にのみ忠誠を誓う。両岸の衝突が発生した場合、忠誠の対象はまさに中華民国だ」と繰り返し強調した。中国国籍を捨てるという考えが本心であると言わざるを得ない。

中国国籍を放棄できないまま立法院に入ることになり、突然話題の人物となった李委員は、20歳の時である1993年に結婚を通じて台湾に移住し、33年目を迎えている。中国出身としては珍しく台湾で大学に進学し、卒業後に事業に成功したため、台湾ではかなりの有名人として知られている。子どもが5人いることでも有名だ。最近、少子化に苦しむ台湾に大きく貢献した女性とも言える。














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