
昨年まで「グローバルナンバー2」の指導者に甘んじていた中国の習近平国家主席が、今年に入ってからは米国のドナルド・トランプ大統領が公然と横暴を振るい、国際社会の公敵となる中で、G1国家の指導者のように急速に台頭している。一度確実に浮上した以上、当分の間極強パワーマンの地位は簡単には揺らがないだろう。
北京の外交筋の5日の伝えによると、現在国際外交の舞台で最も影響力のある指導者を挙げるとすれば、やはりトランプ大統領をはじめ、習主席、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が真っ先に挙げられるという。まさに地球村を左右するストロングマンたちであるため、そうなるのも無理はない。敢えて影響力の順位をつけるとすれば、国力に応じてトランプ大統領、習主席、プーチン大統領となるだろう。
しかし、最も合理的で好感を持たれる唯一の人物を挙げるとすれば、誰が何を言おうともやはり習主席だ。トランプ大統領とプーチン大統領が世界の大多数の国々を不快にさせる無謀なスタイルのアメリカ・ファースト政策やウクライナ戦争の主役であるのに対し、習主席には原罪があまり見えないため、こう断言しても問題ない。
さらに、中国は最近、粗暴さで有名だった自国の伝統的「戦狼外交」を意図的に「微笑外交」にそっと変え、習主席のイメージを大きく改善させている。中国が米国の国力に及ばないとしても、習主席がまるでG1国家の指導者のように影響力を広げ、地位を高めていると見ても差し支えない。
年初から競って中国を訪れ、習主席と首脳会談を行った西側諸国の首脳を見てもそう言える。アイルランドのミホル・マーティン首相、カナダのマーク・カーニー首相、フィンランドのペッテリ・オルポ首相などがまず挙げられる。先月末に訪中した英国のキア・スターマー首相と7日まで中国に滞在するウルグアイのヤマンドゥ・オルシ大統領も挙げるべきだ。
ここに24日から4日間の予定で大規模な実業家たちを引き連れて訪中するドイツのフリードリヒ・メルツ首相まで加わると、もはや説明は不要だ。中国に駆けつけて習主席と会談を持たない国々の首脳が奇妙だと言わざるを得ない。スターマー首相らが一様に習主席との首脳会談を通じて経済協力をはじめとする多くの成果を導き出しているのであれば、確かにそうではないかと思う。
このような中で、習主席は4日、プーチン大統領、トランプ大統領とも突然に映像及び電話会談を行い、存在感を大いに示した。二人とのやり取りの内容とレベルもG1指導者と呼ばれても遜色ないほどだった。新華社をはじめとする中国メディアが嬉々として速報を流したのには理由があった。
習主席は様々な状況から見て、微笑外交とほぼ世界のすべての国々を対象とする「一帯一路」プロジェクトの持続的な推進を通じて合理的な国家の首脳のイメージを確実に植え付けていくことが濃厚だ。一方、トランプ大統領はこれまで押し進めてきた政策や気質から、今後も引き続きアメリカ・ファーストで欧州連合(EU)をはじめとする世界各国を脅かす可能性が高い。誰が歓迎されるかは明白な事実だと言わざるを得ない。北京の外交界でトランプ大統領のせいで習主席がG1国家の指導者として台頭しているという話が出るのは当然ではないかと思われる。













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