中国、再使用ロケット4度目成功 米「宇宙覇権」に正面挑戦
軍事目的での活用可能性も浮上

中国が「秘密の宇宙往還機」の4回目となる打ち上げ実験に成功した。米国の極秘無人宇宙機「X-37B」が築いてきた優位性に、中国が正面から挑戦しているとの見方が出ている。
8日、国営「新華社」によると、中国は前日、甘粛省の酒泉衛星発射センターから、再使用可能な実験用宇宙機を「長征2号F」ロケットに搭載して打ち上げた。宇宙機の正式名称や技術仕様は公表されていないが、中国の宇宙ファンの間では「神龍(シェンロン)」と呼ばれている。
今回の成功により、中国は再使用型宇宙機の実験を計4回成功させた。中国は2020年9月に初めて再使用宇宙機を打ち上げ、2日間の軌道飛行を経て帰還させている。その後、2022年と2023年には、それぞれ276日、268日に及ぶ長期軌道飛行に成功した。
専門家らは、中国が再使用宇宙機分野において、米国の宇宙覇権に正面から挑んでいると分析する。米国は2010年の初飛行以降、「X-37B」を用いてこれまでに8回の任務を遂行してきた。
中国軍機関紙「解放軍報」は昨年9月の社説で、『米国の急速な開発は安全保障上のリスクを拡大し、不必要な国際競争を招いている』と批判していた。しかし実際には、中国は過去6年間で4回の打ち上げを行い、むしろ米国を上回る頻度で任務を重ねている。
中国の再使用宇宙機が軍事目的で利用されている可能性も、以前から指摘されてきた。実際、2023年の第3次任務の際、米国側は中国の発射体から北米上空に向けて信号が送信されたことを確認したと報告している。これは当該宇宙機が信号情報の収集に用いられた可能性を示唆するものだ。
香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」は、『中国の宇宙機が敵対国の衛星を無力化、あるいは捕獲する対宇宙作戦に使用される可能性があるとの見方が、西側の専門家の間で出ている』と伝えた。
















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