
ドナルド・トランプ大統領と対立関係にある人物を狙った政権の措置に裁判所が相次いで制動をかけている。
12日(現地時間)AP通信、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、リチャード・レオン連邦判事はこの日、軍人たちに「違法な命令」を拒否するよう呼びかけた海軍士官出身のマーク・ケリー上院議員(民主党)の予備役階級を降格させようとする国防総省の試みを一時的に阻止する決定を下した。
レオン連邦判事はピート・ヘグセス国防長官の行動は修正憲法第1条に明記された「表現の自由」を侵害するものだとし、このように決定した。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領が任命したレオン連邦判事は判決文で「本裁判所は被告がケリー上院議員の修正憲法第1条の自由を侵害し、数百万人の軍退役者の憲法的自由を脅かしたと結論づけた」と述べた。
続けて「少なくとも退役軍人は政府から尊重される資格があり、我々の憲法は彼らがそれを受けることを要求している」と付け加えた。
ケリー上院議員は裁判所の決定後、声明を通じて「ピート・ヘグセス氏が私の発言を問題視して処罰しようとしたとき、私は彼が憲法を侵害したことを明確にした」と述べた。
ケリー上院議員は「この事件は決して私だけの問題ではない」とし、「この政権は、声を上げただけで数百万人の退役軍人が懲戒や降格の対象になり得るというメッセージを送った」と主張した。
ヘグセス長官はソーシャルメディアXを通じて「反乱は反乱だ」とし、控訴する意向を示した。
米航空宇宙局(NASA)宇宙飛行士出身でもあるケリー上院議員は、軍務時代に階級が降格されるとそれに伴う年金も減額される。
ケリー上院議員と他の5人の民主党上院議員は昨年11月、映像メッセージを通じて軍人と情報要員がトランプ政権の不当な命令を拒否すべきだと主張した。米軍がカリブ海及び太平洋海域で麻薬密売の疑いのある船舶を攻撃し、軍と議会で懸念が高まり国際法違反の論争が起きていた時期だった。
トランプ大統領はこれに激怒し、ソーシャルメディア(SNS)に「反逆者の反逆行為」とし「死刑に値する」と述べた。
先日10日には連邦大陪審が軍人たちに違法命令拒否を呼びかけたケリー上院議員ら民主党議員6人を起訴してほしいとの検察の要請を却下した。
また、米司法省はジェームズ・コミー前連邦捜査局(FBI)長官が2020年上院司法委員会で「ロシアゲート」捜査について偽証したとの容疑で起訴したが、裁判所は昨年11月にこの事件について公訴を却下した。
コミー前長官はバラク・オバマ前大統領の在任期間中の2013年9月にFBI長官に就任したが、10年の任期を満了することなくトランプ第1期政権の初年度の2017年5月に解任された。
















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