
イランの首都テヘラン中心部にドナルド・トランプ米大統領が棺に横たわる姿を描いた大型ビジョンが設置された。米国とイランの対立を反映した政治宣伝の一環とみられるが、ここまで露骨で不気味な表現は異例との見方が出ている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、15日(現地時間)、テヘラン中心部のエンゲラーブ広場に設置された大型ビジョンに、黒い棺の中で目を閉じて横たわるトランプ大統領の姿が映し出されていたという。髪は乱れ、膨らんだ腹の上には赤いネクタイと両手が置かれた姿で描かれている。
棺の上にはペルシャ語と英語で「我々はトランプを殺す」との文言が記されていた。また、今年2月に戦争初期に死亡したイランの前最高指導者アリー・ハメネイ師を殉教者と称える表現や、イラン南部ミナブで米軍の空爆により犠牲となった子どもたちを追悼する内容も含まれている。
ミナブでは今年2月28日、米軍の空爆により小学校や近くの海軍基地が攻撃され、児童や教員ら少なくとも175人が死亡した。トランプ大統領は今年6月「誰にでもミスはある」と述べ、米軍の目標識別ミスによる誤爆の可能性を認めていた。
エンゲラーブ広場の大型ビジョンは、これまでも米国やイスラエルを標的とした政治宣伝に度々使用されてきた。今年1月には、米軍艦が攻撃を受ける様子とともに、血が米国旗の縞模様のように広がる映像が映し出され、最近ではハメネイ師の復讐を訴える内容も繰り返し掲出されている。
ニューヨーク・タイムズは最近、イランの政治宣伝でハメネイ師への報復を強調する内容が続いているが、今回のように露骨で不気味な表現は珍しいと伝えた。















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