
ロシアとウクライナの戦争は多くの死傷者を出しているだけでなく、一般市民の生活も一変させた。「AP通信」は現地時間24日、ウクライナ戦争勃発から満4年を迎え、平凡な市民から戦士になったり、家族を失ったり、戦闘中に四肢を失った人々の胸が痛むエピソードを紹介した。
報道で紹介された中で最も注目を集めたのは47歳の女性で、2人の息子の母親であるテティアナ・キミオンさんだ。戦争開始から4年を迎え、変わってしまったウクライナ市民の代表例として紹介された彼女は、元々ボールルームダンスの講師だった。報道によると、キミオンさんはボールルームダンス国際大会の審査員出身で、戦争の前まではドネツク州スラヴャンスクで個人スタジオを開き、子供たちを指導していたとのことだ。しかし、4年前に勃発した戦争は彼女の人生を一変させた。
報道によると、成人した2人の息子と公園で射撃練習をしていた彼女は才能を開花させ、入隊を決意したとのことだ。キミオンさんは「当然、夫と子供たちは反対したが、一度決めたら誰も私を止められない」と述べ、「2人の息子が戦場に出るのを防ぐために、先に私から買って出た」と明かした。ウクライナの動員法には、誰かの代わりに入隊するという制度はないが、現地メディアは自らが犠牲になることで息子の徴集を最大限に猶予し、家族を守ろうとする強い意志を持っているのだと解釈した。
こうして軍に入隊した彼女は、射撃訓練を受け、2023年8月から実戦に配属された。現在はウクライナ軍第78独立空中強襲旅団所属の選抜射手(Marksman)として活動中だ。短距離スナイパーである選抜射手は、最前線で直接突撃する歩兵部隊の後ろから敵の脅威を排除し味方を守る援護射撃が主な任務だ。よく知られているスナイパーが単独、または少数精鋭で密かに活動し超長距離狙撃を行うのとはやや異なる。キミオンさんは「私は今、完全に別の人間になった。人生で最も強烈な感情と瞬間は、すでに全て経験してしまったようだ」と述べ、「今でも、山にも行きたいし、海でも泳ぎたいが、以前のような感情を感じることはできないだろう」と語った。













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