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「中国、まだ米国の喉元を握っていた」緊張緩和でもレアアース危機拡大

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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米国と中国の間の貿易緊張が緩和されたにもかかわらず、米国の航空宇宙・半導体業界ではレアアース不足の現象が深刻化しているとロイター通信が26日(現地時間)に報じた。

ロイター通信によると、米国の供給業者はイットリウムやスカンジウムなどの一部レアアースの調達に苦労しており、北米地域の2社は原材料不足のため一部顧客の注文を拒否したり、生産を一時中断したりしたという。

イットリウムは航空機エンジンやタービンを高温から保護する特殊コーティングに使用される重要素材だ。ロイター通信が昨年11月に関連する不足事態を初めて報じて以来、価格は約60%上昇し、現在は1年前と比べて約69倍の水準になっている。一部のコーティング製造業者は供給を制限している。

中国は昨年4月にレアアースの輸出を制限した後、一部品目の輸出を再開したが、米国への出荷は依然として制限的だ。中国の税関資料によると、規制前の8か月間に333トンだったイットリウムの対米輸出は、その後の8か月間で17トンに減少したという。

この問題は3月末から4月初めに北京で開催を予定している米国のドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談でも議論される可能性がある。両国は昨年10月に緊張緩和で合意し、中国の重要鉱物の輸出制限緩和がその前提条件の一つだった。米ホワイトハウスは重要鉱物の確保のために中国との交渉を継続する一方、必要に応じて代替供給網を開発する方針を示した。

スカンジウム不足も半導体業界の懸念材料として指摘されている。スカンジウムは航空機用の特殊合金などに使用され、世界の年間生産量は数十トンに過ぎない。まだジェットエンジンや半導体の生産に直接的な支障は出ていないが、供給難が長期化すれば産業全体に負担をかける可能性があるとの見方が出ている。

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