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「もう誰も止められない」中国の仲裁は限界か…イラン戦争、”調停不能”の現実が露呈

竹内智子 アクセス  

イラン戦争における中国の仲裁役割、今回は困難との見方

引用:ニューシス

イラン戦争が長期化する中、過去にイランとサウジアラビアの和解過程を仲介した中国について、今回は同様の役割を果たすのは難しい可能性があるとの見方が専門家の間で出ている。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は20日、イラン問題を巡り「イランが米国やイスラエルとの戦闘が激化する中で、中国が外交的な仲介役を果たし得ると示唆したものの、専門家は2023年のイラン・サウジ和解の再現は難しいとみている」と報じた。

また、ドナルド・トランプ米大統領が米中首脳会談の5〜6週間延期を明らかにしたことを踏まえ、専門家は米国が第三者による仲介を受け入れにくい状況にあると指摘している。

イランのアッバス・アラグチ外相は18日、アルジャジーラのインタビューで「中国を含む複数の国が仲介役を担う可能性がある」と述べていた。

中国は2023年、イランとサウジアラビアが外交関係を再開する過程で和解を仲介した実績がある。中国は今回のイラン情勢でも王毅外相が中東各国と接触し、中東問題担当特使を派遣するなど外交努力を続けている。

しかし、イラン側の言及と中国の努力にもかかわらず、仲介が容易ではないとの見方が強い。2023年のイラン・サウジ和解過程とは状況が本質的に異なるためだという。

上海国際問題研究院の李偉建研究員はSCMPに対し「2023年のイラン・サウジ紛争は緊張が直接的な軍事衝突には至っていなかった」と指摘した。また「当時はある程度進行中の和解過程に中国が関与したが、現在はイランとイスラエル、米国との間で軍事衝突が起きている」と強調した。

さらに、米国が第三者の仲介を受け入れる姿勢を示していないことも、事態を複雑にしているとした。

中国のシンクタンク、ホライゾンインサイトセンターの朱俊偉所長は「戦闘が一段と激化する可能性があり、仲介役は大きな困難に直面する」との見方を示した。また、イラン問題を巡る米中間の意思疎通が不足している点も課題として挙げた。

朱所長は「戦闘の影響が米国やイラン、さらには世界全体に及ぶ中、トランプ大統領は国内の圧力に直面することになる」とし「何らかの打開策を模索するだろうが、それが中国や第三者によるものだと認識されることは望まないはずだ」と述べた。

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