
フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー独大統領は24日(現地時間)、アメリカのイラン攻撃を国際法違反だと強く批判し、欧米関係が取り返しのつかないレベルで悪化する可能性があると警告した。
シュタインマイヤー大統領はこの日、ベルリンで外交団を前に行った演説で、ドナルド・トランプ米大統領によるイラン攻撃は北大西洋条約機構(NATO)に深刻な亀裂をもたらす可能性があると述べ、この対立を独露関係の断絶に例えた。ロシアとの関係がウクライナ侵攻前の2022年の状態に戻れないように、アメリカとの関係も同様に亀裂が深いと指摘した。
また、この戦争は国際法違反だと指摘し、アメリカが「(イランの)差し迫った攻撃」を口実にしたことは説得力に欠けると批判した。
特に、トランプ大統領が第1次政権時代に「包括的共同行動計画(JCPOA・イラン核合意)」を一方的に破棄したことを指摘した。当時、シュタインマイヤー大統領は2013~2017年までドイツ外相を務め、直接この交渉に関与していた。
シュタインマイヤー大統領は、この戦争は政治的にも致命的な過ちだとし、イランの核兵器開発を阻止するのが目的だったなら、十分に回避できた不要な戦争だと非難した。
ドイツは議院内閣制を採用しており、大統領の役割は象徴的な性格が強いが、今回の発言はドイツ国内でイラン戦争と対米関係をめぐる論争をさらに激化させる可能性がある。
フリードリヒ・メルツ独首相は、これまで米国とイスラエルのイラン侵攻に対し、他の欧州諸国よりも比較的慎重な立場を示してきた。ただし、最近では戦争の出口戦略の欠如を指摘し、批判的な姿勢に転じている。













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