ガリバフ氏「米、ウラン濃縮権を否定…停戦合意違反で協議に懐疑的」

米国とイランの終戦交渉でイラン代表として出る可能性が取り沙汰されているモハンマド・バーゲル・ガリバフ国会議長は、イスラエルによるレバノン攻撃の継続や、米国によるイランのウラン濃縮権の否定などが停戦合意違反に当たるとして、交渉に否定的な見方を示した。
ガリバフ議長は8日(現地時間)、ソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」に、「米大統領が述べた通り、イランの『10項目』提案は協議の主要な枠組みであるにもかかわらず、これまでに3つの条項が破られた」と書き込んだ。
まず、「パキスタンのシャバズ・シャリフ首相が明確に言及した『レバノンおよびその他の地域を含むすべての場所での即時停戦』という約束が履行されていない」とし、イスラエルによるレバノン攻撃の継続は合意違反だと主張した。
続けて、「(停戦合意後)ドローンがイラン領空を侵犯し、ファールス州ラールで撃墜された」とし、「これはイラン領空へのいかなる追加侵犯も禁じる条項に対する明白な違反だ」と述べた。
さらに、「(米国は)枠組み(10項目)の第6条に盛り込まれたイランの(ウラン)濃縮の権利を否定した」と強調した。
ガリバフ議長は、「『交渉のための実行可能な基盤(イラン側の10項目)』が、交渉が始まる前から公然かつ明白に破られた」とし、「このような状況で停戦や交渉を進めるのは理にかなわない(unreasonable)」と付け加えた。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は7日、2週間の停戦を初めて発表した際、「われわれはイランから10項目の提案を受けており、これが交渉を進めるための実質的な基盤になると判断している」と述べた。
その後、イラン最高国家安全保障会議は、▲イランのウラン濃縮権の承認 ▲すべての制裁解除 ▲戦争賠償金の支払い ▲レバノンなど全戦線での終戦――を骨子とする10項目を、米国が全面的に受け入れたと発表した。
しかし、トランプ大統領は8日、「イランによるウラン濃縮は認められない。米国はイランとともに地下深くに埋まった核の残骸を掘り起こして除去する」と述べた。米国はまた、レバノン戦線が米イラン停戦とは無関係だと公式に否定した。














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